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体の水分、足りていますか?お酒やジュースばかり飲んでいませんか?
人間の体内は半分以上を水分が占めていて、不足すると血栓ができやすくなったり、熱中症・脱水症状を起こしたりと、さまざまな悪影響が現れます。とくに夏は十分な水分補給が大切。とはいえ、清涼飲料水などを飲み過ぎるとカロリーや糖分過多の原因に…。
良質な水分をしっかり補うことが、健康や美容に大きく関わってくるのです。
みなさんは「水」をどのように使っていますか?浄水器を付けている方、水道水を沸かしている方、料理は水道水で飲み水はミネラルウォーターで・・・など、さまざまでしょう。
日本では水道の蛇口をひねれば「安全な飲める水」が出てきます。地域によって水源が違うので、当然、味やニオイにも差は出ますが「おいしくない」といわれる都会の水道水でも、沸かしたりレモンやハーブを加えたりすれば、消毒用塩素のニオイを弱めることもできます。
日本の水道水は軟水が主流。クセがなく素材の旨味を引き出してくれるので、お茶を淹れたり日本料理を作ったりするのに適しています。
最近はミネラルウォーターの種類や消費量も急増しています。とはいえ、安全で安価な水道水から完全に移行することはないでしょうし、「上手に使い分ける」ことがポイントといえそうです。そのためには市販される水の種類を知ることも大切。
たとえば一般に「ミネラルウォーター」と呼ばれる水も、農林水産省によって細かく定義されています。ただ、実際の基準はまだ曖昧で、呼び方は業者によっても異なるようです。
ミネラルウォーター大国として有名なのがフランス。
普段飲む水、食事に添える水、スポーツ時の水、赤ちゃんにあげる水などTPOに合わせて選ぶのが日常的で「水は健康に直結している」という認識が強いといいます。
その分、EUの基準や規制は非常に厳しく、安心して飲める水といえるでしょう。
日本でもヨーロッパの水は人気ですが「日本の軟水のほうがおいしい」と感じる方も少なくないようです。
硬水であれ軟水であれ、好みや用途に合わせて良質な水分を摂りたいものです。
水の硬度は、含有されるカルシウムとマグネシウムの合計量を数値化したもの。数値の高いものを硬水、低いものを軟水と呼びます。つまり、硬水にはミネラルが豊富なわけですが、味も文字通り「かたい」感じがします。硬度は料理にも影響するので、ご飯を炊いたり和風のだしを取ったりするには軟水がおすすめ。一方、スポーツ後のミネラル補給や便秘改善などには硬水を飲むなど、用途に合わせて使い分けるのもいいかもしれません。
食べ物から摂取する水分などは別として、飲料として1日に摂るべき水分は約800~1300mlといわれています。
汗をかく夏場はそれだけ必要量もアップ。一度に飲んでも意味がないので、200ml程度を数回に分けて摂りましょう。
食事の際に飲むほか、目覚めたとき、仕事の合間、入浴前後、寝る前など、こまめな摂取を心がけて。とくに寝起きは水分が失われているので、目覚めたらまず水分補給を。
朝、コップ1杯の水かお茶──この習慣は便通にもよさそうです。
清涼飲料水の飲み過ぎに注意
清涼飲料水とは「乳酸菌飲料、乳及び乳製品を除く、酒精分1容量パーセント未満を含有する飲料」のことで、炭酸や果汁、濃縮ジュース、コーヒー飲料、茶系飲料、スポーツドリンク、ニアウォーターなどが相当します。清涼という言葉のせいか「体によさそう」という印象を持つかもしれませんが、糖分を多く含むものも少なくありません。糖分は菓子類や料理からも摂っているのですから、糖分の多い飲料を水代わりに飲むのは考え物。普段飲むなら、やはり水かお茶がおすすめです。
2021.06.27 16:10 | |
2021.07.04 18:34 | |
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