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夏の食べ物というと何を連想しますか?スイカ、カキ氷、冷やしそうめん?
確かに夏が旬の野菜や冷たい飲食物には、体の熱を奪う作用があり、それを利用して涼を取るというのは古くから伝わる生活の知恵です。しかし現代のように冷房の効いた室内では「涼」のものばかり食べていると、かえって体調を崩しかねません。
そこでおすすめなのが「スパイス」。食欲をそそり、体を温めてくれるスパイスは夏にピッタリの食材なのです。
「酷暑続きで食欲が出ない」「外と室内の温度差が激しくて風邪をひいた」など、夏になると体調を崩すという人は少なくありません。
この季節を乗り切るポイントは、体を冷やしすぎず、バランスのよい食事をしっかり摂ること。
スパイスは、いい香りで食欲を増進するだけでなく、胃粘膜の保護、新陳代謝・血流の促進をはかるなど、暑さや冷房で弱った体を元気にしてくれます。
中でもカレーは、スパイスや具を変えることでバリエーションが広がり、子どもから大人まで幅広く喜ばれる一品です。
家庭で作るカレーは粉やルーを使うのが一般的です。このカレー粉、じつはイギリスが発祥というのをご存知ですか?
18世紀頃、インドを支配していたイギリス人がスパイスを持ち帰りましたが、自国では香辛料の調合に不慣れだったため、あらかじめ調合された粉末を考案しました。さらにとろみ付けの小麦粉を加え、これがカレー粉の原型になったといわれています。
そもそも本場インドでは「カレー粉」なるものは存在しません。彼らは何種ものスパイスを自在に組み合わせ、その都度使っているのです。
インドでは多様なスパイスを使いこなし、野菜、鶏肉、羊肉、魚などさまざまな具を調理します。一緒に食べるのは米の飯や小麦粉のパンなど。
ここでは、日本でも人気が高いナンの作り方をご紹介します。市販のナンミックスもあるので、気軽に焼き立てを楽しみましょう!
カレーに使われるスパイスはさまざま。
役割も多様で、大別すると
などがあります。
レトルトやルーを使って手軽に楽しむのもよし、スパイス売り場でガラムマサラ(ブレンド済みのスパイス)を選ぶもよし、自分で調合してオリジナルの味を楽しむもよし。具もあれこれ変えてみて、夏のカレーをとことん楽しみましょう!
東南アジア風のカレーも人気。
たとえばタイは唐辛子とココナッツミルクを用いるのが特徴で、材料によってグリーン、レッド、イエローに大別されます。一番辛いのがグリーン。
2021.06.27 18:04 | |
2021.06.27 18:06 | |
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