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子育て、介護、転職・失業、住まいの購入やリフォームなど、生活のなかで大きなお金が必要なとき、国や自治体から受けられる給付金、所得控除など、費用負担を軽減してくれる制度を利用することは大切です。
しかしこれらは届け出をしないと受けられないため、どのようなサポート・サービスがあるかをまず知らなければなりません。そこで今回は、アプリを活用して、自分や家族に適用される「もらえるお金」「戻ってくるお金」を知る方法をご紹介します。
国や自治体に届け出をする際、それぞれの提出先に出向くのは、忙しい方たちにとって大変なこと。それを助けてくれるのが、政府が運営するオンラインサービス「マイナポータル」です。現在、行政機関が保有する自分の情報の確認、行政からのお知らせメールの受け取り、子育てに関する行政サービスの検索やオンライン申請、e-Taxと連携した納税などが行えます。
「マイナポータル」を利用するには、マイナンバーカードが必要です。そして、それに対応したICカードリーダライタをパソコンに繋ぐ方法と、マイナポータルに対応した一部のAndroidスマートフォンから専用アプリをダウンロードする方法があります。
マイナポータルのサービスは順次拡大中で、子育て以外にも受けられる給付金などの検索や申請、引越しをした際の転出・転入手続き、社会保障関連や税金の手続きといったことも可能になる予定です。各種手続きがオンラインでできるので、マイナンバーカードを持っていない方はつくっておくといいでしょう。
マイナンバーカードがない場合でも、無料アプリを使って給付金などの情報を収集できます。
家計簿アプリ「Zaim」には、ローンや保険など、お金の使い方を見直せる機能があります。その中の「わたしの給付金」機能では、もらえる可能性のある給付金や手当・控除を検索することができます。
わたしの給付金は、全国に対応しているのがいいところです。地方自治体の給付金は意外と知られていないものも多いので、自分が住んでいる地域の一覧をチェックして、ピックアップしておくといいでしょう。月300円のプレミアム会員に登録するとZaimの全機能が使用でき、もらえる可能性のある給付金が自動抽出される、入力した家計簿から受給できる可能性を判定できるなど、さらに便利に使えます。
続いてご紹介するのは、「マチイロ」。全国の自治体が発行する広報紙やホームページの最新情報を、スマホなどで読むことができるアプリです。補助金・助成金などお金にまつわる情報だけでなく、子育てやイベントやふるさと納税など、自治体に関するさまざまな情報を収集することができます。
全国700超の自治体の情報が見られるので、自分のエリアだけでなく、親が住んでいるエリアの介護サービスなども検索できるのがいいところです。また、広報紙には『ヨガ教室500円』『市民半額観劇券』といったお得な情報も載っているので、アプリでマメにチェックするのはおすすめです。
最後にご紹介するのは、「ほじょナビ」。受けられる給付金などの行政サービスがわかるアプリです。こちらは東京23区内のみの対応ですが、気になった行政サービスをお気に入り登録してまとめられる、届け出・申請の締め切りや実施される日付をカレンダー形式で確認できるなどの便利な機能があります。
このアプリでは、登録した情報から受けられる給付金、サービスなどが自動抽出され、一覧で見ることができます。さらに、『あなたは今日からこの申請ができます』など、スマートフォンにプッシュ通知でお知らせしてくれるので、忘れることなく便利です
育休や介護での休業でもらえる給付金、受験生の塾代助成金、バリアフリーなどリフォームの補助金、各種健康診断の助成金...。知らないと損をする行政サポート・サービスはたくさんあり、新たにできたものや廃止されるものがあるので、最新情報を知っておくことが重要です。
手軽にチェックできるアプリの活用や、「マイナポータル」を使って、なるべく手間なく、漏れなく、サポートを利用しましょう。
2019.06.06 13:48 | |
2019.09.06 18:08 | |
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