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餃子のタレに、麻婆豆腐の仕上げに不可欠。ラー油は中華の必須調味料ですが、市販のものを利用している人がほとんど。これ自分でつくれるって、ご存じでしたか?
しかも材料は、とってもシンプル。オイルと唐辛子さえあれば、ほんの一手間で香ばしくキリッとした辛味のラー油ができるのです。
もっともシンプルなパターンなら、用意するのは一味唐辛子の粉とオイル2種。サラダ油と胡麻油を使います。
一味唐辛子の粉に胡麻油をたらして練っておき、そこに170度ほどに熱したサラダ油を注ぐだけ。油から白い煙が上がり始めたら適温です。火を止めて一味唐辛子にかけ回します。
一味唐辛子を胡麻油で練っておくのは、熱い油を注いだときに一味唐辛子が焦げるのを防ぐため。焦げによって苦味が生じるのを防ぎます。あとは、そのまま冷まして熱がとれたら完成です。
これだけでも市販品にはないフレッシュな香りと辛味が生まれ、二、三滴たらすだけで冷凍餃子もレトルトの麻婆豆腐も、ラーメンや焼きそばもグッとおいしくなるのです。
しかしせっかく自家製に挑戦するなら、もう少し複雑&奥行きのあるものにカスタマイズしたいもの。
そこで、今回は生姜とネギの青い部分を香りづけに使います。生姜は使いかけがひとかけらあればOK。ネギも、使わずに残りがちな硬くて青い部分を有効活用してしまいましょう。
まずはネギと生姜をオイルに入れて中火にかけます。
さらにスパイスも追加。一味唐辛子の粉末だけでなく、ホールの鷹の爪や煎り胡麻を用意。スパイス棚に余ってしまい込んでいるシナモンや八角、花椒があれば、これもプラスします。
香味野菜やスパイスを追加する場合も、ごく簡単。最初にサラダ油に生姜とネギ、八角やシナモンを入れて、弱火で熱を入れて香りをオイルに移します。ネギがしんなりして水分がなくなってきたら火を止めて、生姜とネギを引き上げます。
ホールの鷹の爪や煎り胡麻は、練った一味唐辛子に合わせておきます。ここに、香り付けしたオイルを熱して注ぐわけです。
生姜とネギで香り付けしたネギ油は、それだけでも万能調味料として活用できます。食べる直前、料理にかけ回すだけで風味が増して食欲もアップ。ただし、生姜もネギも水分のある野菜なので、1週間程度で使い切ることをお薦めします。
自家製ラー油も香りや辛味がフレッシュなうちに使い切りたいもの。大量につくり置きするのではなく、適量をこまめにつくって香りや辛味を楽しみましょう。何度もつくるうち、自分好みの配合が見つかるはず。あれこれ試して、世界に一つのマイラー油を完成させましょう。
2021.05.13 19:41 | |
2021.07.12 18:36 | |
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