RICOH THETA(リコーシータ)一枚の写真のなかに広がる360度の不思議な世界

RICOH THETA(リコーシータ)一枚の写真のなかに広がる360度の不思議な世界

今、自分がいる場所をぐるりと撮影できる「360度写真」をご存じでしょうか。通常の写真よりも臨場感あふれるパノラマ画像・映像を撮ることができ、SNSでシェアすれば楽しさも倍増。今回は、360度カメラ「RICOH THETA(リコー シータ)」を使った楽しみ方をご紹介します。

THETAを手に持って全天球画像(360度の静止画)を撮影し、上から見下ろしているように切り取ったものがこちら。全天球画像なので、シャッターボタンを1プッシュするだけで、まわりに見える景色・人・物が、上下左右前後の360度すべてが写り込みます。

360度写真は、カメラをぐるっと回して撮るか、カメラのレンズが回るといったイメージがありますが、THETAは普通のカメラと同じように1プッシュで完了。「え、それだけ!?こんなに小さいカメラで!?」と驚いてしまうほど簡単に撮影できます。カメラを構えると手を振る人もいますが、静止画なのでそれは不要。ちょっと不思議な感じがします。

同じ写真を下から見上げたように切り取ったものがこちらです。

THETAで撮影した全天球画像は、パソコンやスマートフォンに転送し、専用アプリで開いて、マウスや指でくるくる回しながら見ることができます。RICOH THETAホームページ内のギャラリーで、360度の世界を見てみましょう。

THETAは前後の両面に魚眼レンズがついていることで、一瞬にして360度のパノラマを撮影することができます。横から見た平面写真にするとこのような細長い画像に。人間の視野では見ることのできない上下左右前後、くまなく画像に収まっています。

続いては、ルーフトップバーから夜景と花火を見ている全天球画像。画像を調整して、真上から全体を覗いているイメージに切り取ってみました。

こちらは横から見た平面写真。両サイドに花火の半分ずつが写っているので、それを丸くつなぎ合わせると360度になるイメージです。撮影時には気付かなかった天井やまわりの人々も写っており、楽しさが広がります。

360度の写真は、パーティーやイベントなどで人が大勢集まったときの撮影に向いています。普通の写真の場合、「ここに集まって。写真に入るように」となりますが、その必要はありません。家族で集まったとき、子どもは遊んでいて、お母さんとおばあちゃんは話に夢中、お父さんは何かを食べていて、おじいちゃんはテレビを見ている...といったそれぞれの表情が一枚で伝わるのです。

撮影した写真はそのまま見るだけでなく、楽しい加工をしてInstagramなどSNSに投稿するのもおすすめです。THETAで撮影後、「THETA+」というスマートフォン用編集アプリを使ってできる「リトルプラネット」写真(平面加工したもの)がこちら。

真ん中に中心となる画像が集まって、空に小さな惑星が浮いているようなアート写真ができあがります。インスタ映えするのは、晴天の空が多く写っている写真。"小さな惑星感"をうまく表現できます。

SNSに投稿する際は、プライバシーを考慮して顔にスタンプを押すことや、ぼかしを入れるなどの加工も必要です(スタンプは「THETA+」アプリを使用、「RICOH THETA for iPhone」アプリでは静止画の一部をぼかすことが可能)。

THETAで撮影した全天球画像をシェアするには、LINEで送る、Facebookに投稿する、URLを発行して送るなどの方法があります。

送られてきた人はアプリで開くことなく、画像、SNSの投稿画像、URLをタップするだけで、それぞれのスマートフォンなどで画像をくるくる回しながら楽しむことができます(Instagramは全天球画像非対応)。

今回はTHETAで撮影できる全天球画像のご紹介をしましたが、360度の動画を撮影し、その動画をYouTubeにアップすることも可能。また、静止画・動画ともに市販のVRスコープを使用して見ることで、VR(バーチャルリアリティ)体験もできます。「普通の写真じゃ物足りない」「360度の世界を家族や友達と楽しみたい」と思った方は、ぜひお試しください。

2021.07.18 19:27
2021.07.18 19:28
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