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チーズ、お好きですか?ワインのお供として欠かせない!という方も多いのではないでしょうか。
少々クセのあるチーズ(青カビチーズなど)でも赤ワインと一緒に味わうと不思議と両者の旨味が際だつしマイルドでクリーミーな白カビチーズなどは赤だけでなく白ワインにも合わせやすいです。
昔、日本で「チーズ」といえばプロセスチーズが主流でした。
チーズを大別するとナチュラルチーズとプロセスチーズがありますが、前者が新鮮なミルクからそのままつくられたまさしく「ナチュラル」なものなのに対し、プロセスチーズはナチュラルチーズを加工したもの。保存性にすぐれているなどの利点はありますが、チーズ本来のおいしさを楽しみたいなら断然ナチュラル。
ワインを飲まない方や小さなお子さんの中には、たとえば青カビチーズ特有のシャープな刺激は強すぎる、と感じる人もいるかもしれませんよね。でも、クセのないタイプならおいしく味わえることでしょう。
ここ数年、さまざまなタイプのチーズが普通に手に入るようになってきたので、好みの種類を探してみたいですよね。
今回は、自宅にイタリアのワインがいろいろあったので、それに合わせてイタリアのチーズを選んでみました。
左は「タレッジョ」、イタリア産ウォッシュチーズの代表格。ウォッシュというのは、チーズを熟成させるときに、塩水やお酒で表面を何度も洗って仕上げるタイプです。味の幅が広く個性派がそろっていますが、特徴的な香りは表皮に付いているもので、中身は意外とマイルドでクリーミー。もちろん皮もおいしいので、そのまま食べてください。
三角形のは「パルミジャーノ・レッジャーノ」。パルマとレッジョ・エミリア周辺でつくられる、世界的に有名な熟成タイプのハードチーズです。原料も製法も厳しく守られ、おいしさが維持されています。
そのままカットして食べてもおいしいし、パスタやサラダ、サンドイッチ、リゾットなどイタリア料理の仕上げにこれを使うとおいしさ倍増!日持ちもいいのでぜひ常備したいチーズのひとつです。
続いて青カビチーズ。世界の三大ブルーチーズといえばフランスのロックフォール、イギリスのスティルトン、そしてイタリアのゴルゴンゾーラです。(写真の一番右。その左は先ほどのタレッジョ、ココットに入っているのがパルミジャーノ)。
青カビチーズは、ピリリとシャープな味わいが特徴で塩分も高め。赤ワインと一緒にチビチビ味わうのがおすすめです。ゴルゴンゾーラには、ピカンテとドルチェがありますので刺激の少ないのが好きな方はドルチェを試してみましょう。
チーズを味わうときは、ぜひ盛り付けにもこだわって!たとえばオリーブウッドのカッティングボードに飾ると、とても雰囲気が出ます。白や黒のお皿に盛り付けるのも素敵。一緒に、生ハムやクラッカーを添えるのもおすすめです。
ぶどうからつくられるワインとよく合うのと同様に、フルーツとの相性はとてもいいので、ドライフルーツもぜひ添えて。いちじく、マンゴー、グリーンレーズンなど、何でも合います。
最後にもうひとつ、イタリアを代表するチーズをご紹介。熟成させないタイプ(フレッシュ)の中でも人気の高い、マスカルポーネです。
ナチュラルな甘味と、クリーミーな口当たりで、まるで生クリームのよう。ティラミスの材料として有名ですが、写真のようにクラッカーにのせ、ジャムと合わせるとそれだけで豪華なオードブルになります。
フレッシュ、ウォッシュ、白カビ、青カビ、ハード、セミハード。種類はいろいろあるし、産地もじつにいろいろ。最近はチーズ専門店も増え、好みに合わせた提案をしてくれるので自分の好きなタイプを探してみてください。
2021.07.17 21:50 | |
2021.07.17 21:52 | |
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