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コロナ禍で人との接触や外出が制限される中、「ラジオを聴く時間が増えた」という人が増えています。
日常的にラジオを聴いているという人たちを対象に実施されたアンケートによると、ラジオの魅力は「聴きながら別のことができる」こと。
確かに、
など「ながら」で聴けるのは魅力的です。
ほかの回答には、
といった声も。なるほど、ラジオの魅力は多様です。
こうした人気を後押ししているのは、「インターネットラジオ」の存在です。
従来のAMラジオやFMラジオは電波を受信するための道具(受信機)が必要です(ちなみにAMラジオ局は2028年までにすべてFM放送に転換される予定です)。
一方のインターネットラジオは電波ではなくネット回線を使用して、Webサイトやアプリから聴けるもの。インターネットに接続できる環境さえあればスマホやタブレット、PCで聴くことができるのです。
インターネットラジオを無料で聴ける、人気のサービスを2つご紹介しましょう。
2010年にサービス開始。コロナ禍でユーザーが急増し、2020年2月から約1ヵ月で約150万人増加して、900万人を超えたという人気ぶり。今すぐ聴ける「ライブ配信中」、過去1週間以内に放送された番組が好きなときに聴ける「タイムフリー」のほか、385円/月の「プレミアム会員」に登録すれば全国の放送を聴ける「エリアフリー」というサービスもあります。
TBSラジオを中心に日本国内の番組を聴取できます。先ほどの「ラジコ」は参加するラジオ局が圧倒的に多く、バリエーションが豊富ですが、ダウンロードはできないためオフラインの環境では聴くことができません。「ラジオクラウド」は番組のダウンロードができるのでオフラインでも使え、「過去の放送は1週間分」といった制約もないのが魅力的。
ほかにも、世界各国の放送局が参加している「TuneIn Radio」、洋楽を聴くのにおすすめの「Jango」など、国内・海外のさまざまなサービスがあるので、どんなシーンでどんな番組を聴きたいかによって使い分けるとよさそうです。
ところで、ラジオの使い方として気になることのひとつに「災害時にも使える」という点が挙げられます。これはインターネットラジオではなく「FM放送」のメリットなので、できればFMも受信できるようにしておきたい、という人も多いのではないでしょうか。
そんなときにおすすめなのが、「ラジスマ」です。スマートフォンにラジオのチューナーが内蔵されていて、FM放送の直接受信とラジコ(インターネットラジオ)の両方が聴けるという「ハイブリッドなラジオ」です。直接受信ならインターネット環境がなくても聴けるため、「災害に強い機種」として注目されています。
ラジスマに対応するスマホはいくつか出ているので、HPなどでチェックしてみてください。ちなみに、ラジスマ対応の機種には、一部をのぞいてもともと「radikot+FM」というアプリがインストールされているので、1タップで切り替えが可能です。
おうちの中でも車の中でも電車でも、プライベートな空間でいつでも聴けるインターネットラジオ。BGMのように流してもいいし、情報や知識を得てもいいし、誰かのおしゃべりに耳を傾けてもいいし。「耳で聴くエンタテインメント」として、ラジオを取り入れてみてはいかがでしょうか。
2023.01.06 22:27 | |
2023.01.06 22:28 | |
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