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ロコモコという料理を知っていますか? 英語でLoco Mocoと書き、白いごはんの上にパティと目玉焼きをのせてグレイビーソースをかけたハワイ料理です。
パティという言葉も初めて聞くかもしれませんね。小さく切った牛肉に味付けをし、薄くのばして焼いたもので、ハンバーガーにはさまっているのもパティです。
玉ネギやたまごなどは加えず、牛肉100%に塩こしょう、ナツメグなどを入れてつくります。
牛肉はひき肉を買ってきてもOKですが、せっかくの夏休みなので、もっともっとこだわって、最高においしいパティをつくってみましょう!
まずは、牛肉のお話をします。
お肉は中まで火を通さないと危ない、というのを聞いたことがありますね?
牛肉も生で食べることは避けたほうが安心です。でも、だからといってガチガチに焼き過ぎてしまうと、肉が固くなっておいしくありません。では、どのくらい焼くのがよいのでしょうか?
じつは、牛肉は表面さえ焼けば殺菌できるため、生でも食べられます。裏と表だけでなく、側面もすべて焼き色がつくくらいに加熱すれば、大丈夫なのです。
大人は「牛さし」といって、おさしみのような薄切り牛肉を食べたりもしますが、これも表面だけが焼いてあり中は生の状態です。
参考までに、牛さしの写真も見てみましょう。
きれいな赤身がとてもおいしそうですね!
今回はパティなので、生のまま食べるわけではありませんが、ガチガチに焼かず、ふわっとやわらかい状態に仕上げてみましょう。
では、ロコモコをつくっていきましょう。
まず、先ほどのような、かたまり牛肉を買ってきましょう。写真は450gほど。これで厚めのパティが3〜4人分つくれます。
かたまりのまま、フライパンですべての面をしっかり焼きます。中まで火を通すわけではないので、すぐに焼けます。
表面の色が変わるくらいに焼けたらまな板に取り、包丁で端から小さくカット。切れたものは大きめのボウルに入れていきます。
お店で売っているひき肉のように小さくする必要はもちろんありません。少し歯ごたえが残るくらい、目安としては8mmから1cm程度の大きさがおすすめですが、多少大きめでもしっかりこねればおいしく食べられるので、大人といっしょにチャレンジしてみましょう。
すべて切り終わったら、そのボウルの中に塩・こしょう・ナツメグを加え、こね合わせます。たまごやパン粉などの「つなぎ」がなくても、手でしっかりコネコネすれば自然にまとまってきます。
このとき、100円ショップで買える薄い使い捨ての手袋をはめておくと、ツメの間に肉が入ったりしないのでやりやすいですよ!
肉がまとまってきたら、人数分に等分して、両手で丸く整えます。フライパンで両面をこんがり焼いたらパティのできあがり。
半熟の目玉焼きも人数分、焼いておきましょう。
白いごはんを器によそい、パティ→目玉焼きをのせます。上からかけるソースは市販のステーキソースでもOKです!好きな味のソースを見つけてみてくださいね。
野菜を添えると彩りがきれいだし、栄養的にもバッチリです。
ではでは、早速いただきます!
肉肉しいやわらかパティと半熟の目玉焼き、そして、ソースがからんだごはん......これはもう、最高の組み合わせです。
ひき肉でつくるよりも牛肉自体のうまみがしっかりと感じられるので、まるでステーキでも食べているかのような満足感。本当においしいですよ!
かたまり肉を切る前に表面を焼いて殺菌してあるので、パティの仕上がりはお好みでどうぞ。「レアな焼き加減が好き!」という人がいたら、中の赤い色味が残る程度でもおいしいです。
お肉が最高においしいロコモコを、ぜひぜひ味わってみてくださいね!
2023.07.21 20:01 | |
2023.07.21 20:03 | |
フード・ドリンク | |
ロコモコ, ハンバーグ, 牛肉 |