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日々の水分補給にどんな飲み物を選んでいますか? 朝や食後のコーヒーはリラックスできるし、夕食どきのビールやワインもよいものですよね。
でも、職場や自宅で日常的に飲むとしたら、やはり水かお茶。今回は「体にいいお茶」という視点でご紹介したいと思います。
日本人は日常的にお茶を楽しみます。食事のお供にも食後の一杯にも、もちろん喉の渇きにも。
「お茶」のカテゴリーには紅茶やハーブティも含まれますが、一般的に最もよく飲まれているのは緑茶(日本茶)です。
茶葉から淹れてゆっくり楽しんでもいいし、最近はペットボトルのお茶も種類豊富でおいしいですよね。まずはそんな緑茶の話から。
一口に緑茶といっても淹れる温度や品種によって味わいは違います。少しぬるめのお湯で淹れた甘味のある緑茶はたまらなくおいしく、リラックスさせてくれます。
これは緑茶の成分「テアニン」のおかげ。血糖値や血圧が気になる方におすすめの「カテキン」や集中力アップなどにつながる「カフェイン」も豊富です。
摂りすぎは禁物ですが、1日5杯(1リットル)くらいならカフェインの量も適切なので、気にせずおいしく飲みましょう。
緑茶を焙煎して仕上げるほうじ茶は、香ばしさとほっこりできるおいしさが特徴です。この香ばしい香りは焙煎の過程で生まれる「ピラジン」という成分で、リラックス効果や血流促進の効果があるのだとか。
もちろん緑茶と同じくテアニンも豊富に含まれています。ほうじ茶には苦味・渋味が少なく、子どもから年配の方まで幅広く親しまれる味わいなので「家庭の常備茶」としてもおすすめです。
「水分補給にはノンカフェインの麦茶」という方も多いかも。麦茶はもちろんOKですが「はと麦茶」もぜひお試しあれ。麦茶は大麦の実、はと麦茶ははと麦の実が原料で、はと麦茶のほうがより香ばしく、すっきりとした甘味があります。
吹き出物に効果的といわれる成分が含まれるほか、食物繊維やビタミン類も豊富で、美肌づくりをサポートしてくれそう。しかもノンカフェインで香ばしいので、日常的にごくごく飲めますね。
香ばしいノンカフェインのお茶といえば、そば茶も味わい豊かでおすすめです。
代表的な栄養素はポリフェノールの一種であるルチン。抗酸化作用が高いことで知られるルチンは、穀類のなかでは唯一そばにだけ含まれます。
とくに「韃靼(だったん)そば」には普通のそばよりルチンが豊富で、最近は「韃靼そば茶」のペットボトルも人気です。家庭でも手軽に美味しく淹れられますし、出し殻は料理にも使えて最後までおいしく食べられます。
コロナ禍以降「体にいいものを摂りたい」という願望が強まったこともあり、改めて注目を集めているのがルイボスティです。
南アフリカ共和国原産で、Rooibosとは「赤い灌木」の意味。世界的に人気があり、日本でもペットボトルやティーバッグで手軽に楽しめるようになっています。
日本ではストレートで飲みますが、現地では蜂蜜&レモンを加えるなどして甘く楽しむのが一般的なのだとか。パイナップルやオレンジなどのフルーツ、生姜、シナモンなどとも好相性です。食事どきはストレート、お茶の時間には甘くして、など飲み分けても楽しそうですね。
今回はとくに5つのお茶を紹介しましたが、ほかにも桑の葉茶、ごぼう茶、マテ茶、黒豆茶、ジンジャーティ、各種ハーブティなど健康によいお茶は多数あります。
水出しでつくれるものも多いので、手軽にピッチャーにつくり置きしておくといつでも飲めて本当に便利。これからの季節は急須で淹れたりポットにたくさんつくっておいたりして、温かいお茶をゆっくり楽しむのもおすすめです。
体にいいだけでなく、飲んでおいしいお茶がいろいろあるので、あれこれ味わってお気に入りを探してみるのもよさそうです。
毎日口にする飲み物に気をつかうことで、少しずつでも健康・美容促進のサポートができたら嬉しいですよね!
緑茶の楽しみ方については、こちらの記事「おいしくて栄養豊富!八十八夜の「新茶を楽しむコツ」もぜひどうぞ。
2023.11.17 12:24 | |
2023.11.17 12:26 | |
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