日本の伝統文化、職人技を動画で気軽に楽しく学ぶ

日本の伝統文化、職人技を動画で気軽に楽しく学ぶ

外出自粛の時期、イベントや舞台、旅行などになかなか行けず、寂しい気持ちになることも多いですが、おうち時間の楽しみ方の提案やサービスはどんどん増えています。

動画配信もそのひとつで、実際に行くことができない場所や、足を運ぶほどの興味はないということも気軽に見ることができ、興味・関心の幅を広げるきっかけにもなります。

そこで今回は、初めての方でも親子でも、日本の伝統文化、職人の技術などを楽しく学べるおすすめの動画をご紹介します。

日本の伝統芸能「狂言」

ひとつめは、日本の伝統芸能「狂言」です。和泉流狂言の名家、野村万蔵家一門の組織「萬狂言(よろずきょうげん)」のYouTubeチャンネル「萬狂言チャンネル」は、お子さまや初心者の方が楽しめるわかりやすさが特徴です。

狂言はおもしろくて楽しい、笑えるお芝居で、現代のコントと似ている」と聞くと、興味が湧く方も多いのではないでしょうか。そこに出てくる微笑ましいキャラクターを知ると、狂言がぐっと身近に感じられます。

野村万之丞さんがくわしく解説

狂言で使用する面(おもて)の感情表現や使い方、装束の色や柄、装束付け、扇の使い方といった衣装や小道具などについて、野村万之丞さんがくわしく解説しています。

小道具の使い方やしぐさなど独特の表現を学ぶことで、おもしろさがわかってきます。

実際の会場では舞台と客席の距離がありますが、映像ではアップで詳細を見られるのもおすすめポイントです。

解説の後、実際の狂言の動画になると、あらすじやセリフ、難しい言葉の注釈などが表示されるので、見ながらストーリーがわかります。

お笑いコンビのすゑひろがりずやチョコレートプラネットから入って、このチャンネルを見た方も多いようで「解説内容がわかりやすい」という感想が圧倒的に多いそうです。

このチャンネルで狂言を勉強してから実際に舞台を観に行くと、楽しさが倍増するのではないかと思います。

武田正文の仏心チャンネル

続いてご紹介するのは、お坊さんユーチューバーが発信するYouTubeチャンネル「武田正文の仏心チャンネル」です。

島根県邑南町・浄土真宗本願寺派高善寺の武田さんは、僧侶と臨床心理士のキャリアを生かし、仏教と心理学の両面から現代社会のさまざまなテーマについて解説。「気軽に出会える法話」を目指しているといいます。

法事などでお経が読まれますが、「お経の内容について知らない、難しそう、でも知りたい」と思っている方は多く、「お経の意味」についての解説に大きな反響があったといいます。

「お経というのはすべて物語」と聞くと、どのような物語なのか知りたいという方も多いのではないでしょうか。

このチャンネルでは、仏教についてわかりやすく解説するだけでなく、身近な話題、視聴者の質問に答える動画も配信しています。「ペットが亡くなったとき、南無阿弥陀仏の意味はあるのか?」の回では、ペットの死とどう向き合うべきなのか、興味深い話を聞くことができます。

ほかにも「生きづらさ」「コロナウイルスの不安と仏教」など、多くの人が抱える悩みについて仏教と心理学を絡めて考えた解説を聞いて、前向きになれる方も多いのではないかと思います。

「理想の人に出会えないあなたへ」など、若い世代に響く内容もたくさんあります。興味のあるテーマから入り、仏教について知ることで、お寺にお参りする意味・意義を知り、お参りしたときの気持ちも変わってくるかもしれません。

ニッポン手仕事図鑑

最後にご紹介するのは「ニッポン手仕事図鑑」です。「日本の職人の技術や文化を、動画で残していきたい」という想いを持つ人々のお手伝いがしたいと、動画メディアを立ち上げたそうです。

南部鉄器職人独楽職人砂時計職人など、全国各地の伝統ある手仕事、職人の技、想いを、職人へのインタビューとともに紹介しています。

線香花火職人

線香花火職人」では、中国産の線香花火の輸入で一度は国内生産が途絶えたが、2年の歳月をかけて純国産の線香花火「大江戸牡丹」を復活させた人々、作業の様子、想い、花火の美しさなどが紹介されています。

活版印刷職人

金属に文字を刻み込んだ「活字」と呼ばれるブロックを組み合わせて印刷する「活版印刷」の職人の動画では、技術と想いが詰まった味わい深い文字、印刷の魅力を伝えています。

印刷機器のデジタル化が進む今も、多くの顧客から高い支持を受けているその技とこだわり、心意気に引き込まれます。

シンバル職人

国内唯一のシンバルメーカーの「シンバル職人」の動画では、ひとつのシンバルができるまでの地道な作業、音色へのこだわり、熱意などが紹介されています。


ニッポン手仕事図鑑」を見た方から「小2の子どもと一緒に見たら、その子が枕職人になりたいと言った」という声があったそうです。

伝統ある日本の手仕事は、小さな子どもにも魅力的に映っているようで、このサイトを見て「将来この職人になりたい」というお子さまがたくさん現れるといいなと思います。

年末年始や冬休みのおうち時間に、今まで知らない・興味がない・難しそうなどと思っていた日本の伝統文化を、気軽に見られる動画でチェックしてみてはいかがでしょうか。

2020.12.26 12:16
娯楽・観光

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