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皆さんは「産後うつ」という言葉を聞いたことはありますか?こどもを出産後、数か月以内に発症する「鬱病(うつ病)」のことを指す言葉です。人によって異なりますが主な症状をご紹介します。
出産後女性の身体内では女性ホルモンが著しく減退し大きくバランスが崩れます。結果、脱毛や肌荒れなど身体的な変化も伴いますが、うつ病のような精神的変化にも繋がる一因とも言われています。 また、新生児のケアが始まり生活が一変し、睡眠時間の確保が難しくなるなど時間のコントロールやご自分のケアが難しくなります。
加えて、パートナーや家族からのサポートが不足する等により、一層孤立した状態に陥ることも要因の1つと考えられています。
原因は1つと決められませんが、産後うつは誰が起こってもおかしくはありません。厚生労働省の調査(健やか親子21)では、出産した女性の10人に1人は発症していたことも明らかになってきました。国内研究機関によっては、コロナ禍によって発症者の数が加速した傾向があるとも提言されています。社会の変化に沿って、子育ての出発地点の様子にも影響が及んでいます。
産後うつに限らず、育児に関連する「変化」に目を向けていく必要があります。いくつかの変化に分類してお伝えします。
終わりが見えない変化が継続的に続くことや、働くことと並走させることによって、ストレスを抱えることもあるでしょう。
子育ても介護も同じように、ケアが必要な人たちが家族内に生まれることによって、これまでと同じようにできていた範囲や状況が変わっていきます。
その変化がストレスに感じたとき、どのような意識や行動によって少しでも緩和ができそうなのか一緒に考えてみましょう。
出産、育児と変化に富む生活の豊かさと難しさは確かにあります。それに関わるストレスを緩和するために、困りごとを伝え合い、共にサポートできる関係性を、家族の中・外につくっていけたらと願っています。
2023.04.25 20:48 | |
2023.04.25 20:49 | |
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