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忙しい朝、手の込んだ朝食を毎日準備するのはなかなか難しいもの。とはいえ朝食抜きで学校や職場に出かけるのは避けたいですよね。そんなとき、牛乳やヨーグルトをかけて食べるシリアルがあれば、手軽においしく栄養を摂ることができます。
「シリアル食品」はトウモロコシ、オーツ麦、大麦といった穀物をフレークやパフ状などの食べやすい形状に加工した、長期保存のできる食品の総称です。発祥の地であるアメリカでは言うまでもなくおなじみですが、日本ではどんな風に広まったのでしょう?
「コーンフレーク」が初めて日本市場に登場したのは1963年頃ですが、それ以外のシリアルがここまで流行したのは比較的最近のこと。
とくに「おしゃれでおいしい」と女性を中心に人気を呼んだ「グラノーラ」、「手軽に食べられる健康食」として20〜30代に話題の「オートミール」などが注目を集めています。それぞれの特徴を見てみましょう。
日本でも朝食の定番としてなじみ深い存在です。乾燥させたとうもろこしを粉状にした「コーンミール」や「コーングリッツ」を加熱・圧縮してから薄いフレーク状に成型されます。起源は古く、1894年にアメリカの医師・ジョン・ハーヴェイ・ケロッグ博士(ケロッグ社の共同創始者)が健康食品として誕生させたのだそう。
最初から甘味がついているので牛乳やヨーグルトをかけるだけでおいしく食べられます。ビタミンを補うためにフルーツや野菜サラダを一緒に食べるのがおすすめ。
また、料理に活用するのも一案です。カリカリ衣の揚げ物、ザクザク食感のスコーンやクッキーなど、おかずにもおやつにもアレンジできるので、試してみてください。
グラノーラはオーツ麦、玄米、とうもろこしなどの穀類に砂糖やはちみつ、メープルシロップなどの甘味と適度な油分を加えてオーブンでこんがり焼いた香ばしいシリアルのこと。ココナッツやナッツ類、ドライフルーツなどが彩りよく混ざった商品が人気です。
よく似たものとして「ミューズリー」がありますが、こちらは甘味を加えず加熱処理も行いません。オーツ麦やほかの穀類をそのまま合わせてドライフルーツの甘味やナッツの香ばしさと一緒に味わうのがミューズリーです。
日本で人気なのは、ミューズリーよりもグラノーラでしょう。ドライフルーツがたっぷり入ったフルーツグラノーラ、チョレート味のもの、ちょっと高級なこだわりのブランド、健康に配慮した糖質オフのアイテムなど、さまざまな商品が販売されています。
ちなみにわが家で常備しているのはケロッグの「素材まるごとグラノラ」。とくに「朝摘みいちご」がお気に入りです。カリッと香ばしいグラノラをベースに、大きくスライスされたいちごがたっぷり。「おいしい、栄養価が高い、コスパもいい」ということで常備しています。
こんな感じでガラス瓶に入れています。見た目もかわいいので、なんだかテンションがあがりますよ〜。
グラノーラの魅力にはまり、手づくりする人も増えていますね。レシピもいろいろ出ていますので、好きな材料で自家製グラノーラに挑戦してみるのも楽しそうです。
オーツ麦のoatsと食事のmealを掛けあわせた「オートミール」は、オーツ麦を脱穀して調理しやすく加工したものです。
オーツ麦はグラノーラの主原料としても有名ですが、先ほどご紹介したようにグラノーラはそのまま食べられます。一方、オートミールは簡単な調理を施してから食べるものです。
海外では牛乳で煮た「ポリッジ(おかゆ)」にフルーツやはちみつ、ジャムなどをトッピングするのが主流ですが、オーツ麦自体にクセがないので、和風だしや中華だしで「卵がゆ」や「お茶漬け風」にするのもおすすめです。
調理が必要といってもホットミルクやだしで「ふやかす」というイメージなので、手間も時間もそれほどかかりません。牛乳や豆乳、ヨーグルト、アーモンドミルクなどに一晩浸しておく「オーバーナイトオーツ」も人気です。
最近、オートミールが人気を呼んでいるのは「低カロリーで高タンパク」「低GI値」「食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富」という栄養面での評価が高いため。
とくにダイエットや筋トレに励む人の間で話題になり、お米のかわりにオートミールを使った炒飯などが流行しています。ぱらぱらに仕上がってとてもおいしいと評判なので、興味のある方はぜひ試してみては?
おいしく栄養補給できるシリアルの朝食。忙しい日の救世主として、常備しておくと便利です。
2023.06.01 20:18 | |
2023.06.01 20:19 | |
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