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【赤坂青野】歴史を感じる手の込んだ至極の和菓子「赤坂銘菓詰合」

【赤坂青野】歴史を感じる手の込んだ至極の和菓子「赤坂銘菓詰合」

東京の赤坂に、昔からお店の前をよく通っていた和菓子屋さんがあります。小さいころは和菓子にはほとんど興味がなく、食べる機会もあまりなかったので、一度も入ったことがなく、筆文字で書かれた看板の読み方もわかりませんでした。

「赤坂青野」と読みます。このお店、創業してなんと100年以上!もともとは餅屋さんでしたが、明治維新を迎えたころに餅菓子屋さんに切り替えて、戦時中も商売を続け、今は5代目が暖簾を守っているそう。ここまでの老舗は日本国内でもそう多くはないですよね。

先祖は台東区谷中出身で 店頭売りだけではなく、荷を担いで出て街頭売りもしていました。 やがて、明治維新を迎え、文明開化の世のなかになると「青野」は飴の類の駄菓子売りから大福、ぼた餅、ようかんなどの甘味を扱う餅菓子屋に転業し、店も神田から五反田に移転しました。こうして今の前身、餅菓子屋「青野」が誕生しました。 その後、22年間五反田で店売りをしながら都心への出張販売を続けていましたが、赤坂の地が商店街として発展し始めたのを機に明治32年現在地の港区赤坂7丁目に移転し、2代目一三太郎(ふみたろう)が店主となりました。2代目の当時、明治以降の赤坂付近には高位高官のお邸がたくさんあり、それらのお邸のお勝手口をたずねて注文を取ってまわる、御用聞きをしていました。そのスタイルは今も昔も青野のポリシーとして色濃く残っております。

さて、注文して届いたのは赤坂銘菓詰め合わせ。赤坂青野の人気菓子の中から選ばれた5種類、まさにオールスターの詰め合わせ。箱にぎっしり詰まっていました。

赤坂銘菓詰合

それでは5種類、ひとつずつ紹介していきましょう!

とりどり

赤坂銘菓 とりどり

まずは「とりどり」。黒糖、杏、しそ、しょうが、桜、くるみ、小倉の7種類のうち、いずれかが入った焼き菓子。この詰め合わせには5つ入っているので、どれか2つは入っていません。しそとしょうがは想像が付かないですね。期待と不安の中一つとってカットしてみました。

赤坂銘菓 とりどり

一番定番の小倉で味は上品な甘さでした。その後もう一つ食べましたが、それは桜でした。僕は桜のほうが好きでしたね。小倉に近いですが、ちょっと塩気があってまるで桜餅を食べたような感覚。

もう一つ入ってるといいなー、と思うのですが、やはり同じものは二つ入っていませんでしたが、和菓子でこういうお楽しみ感があるのっていいですね。残りの3つは、黒糖、生姜、杏。生姜っていったいどんな味?と思われるかもしれませんが、食べた瞬間は分からず、後から生姜の風味がフワっと感じられるものでした。

すごもり

赤坂銘菓 すごもり

続いて「すごもり」。こちらは小倉餡を求肥(ぎゅうひ)で包んだもの。表面には和三盆が振りかけられていました。和三盆は日本に古くからある伝統的な製法で、まろやかで上品な甘さがよいところ。

赤坂銘菓 すごもり

粉砂糖が付いていたら、その甘さが目立ってしまうのですが、和三盆の場合、主張もあまりせず、中の小倉餡を引き立てていてよいですね。こちらの小倉餡はつぶあんでした。

小倉ひねり

赤坂銘菓 小倉ひねり

続いては「小倉ひねり」。カブのような包でかわいいです。これは蜜漬けにした小豆と、もち米を挽いた粉を合わせて蒸し上げた甘納豆。でも甘納豆といっても、この形はあまり見かけません。

赤坂銘菓 小倉ひねり

よくある甘納豆は一粒一粒分かれていて手でそのまま食べることが多いですが、もう一手間加えて上品な和菓子に見立てているあたり、餅菓子屋さんのこだわりを感じます。

一つぶ

赤坂銘菓 一つぶ

そして次は、赤坂青野で二番人気のお菓子「一つぶ」。これは蜜でじっくり含め煮した栗を、丸ごと白あんで包んで焼き上げたお菓子。このお菓子よく見かけますが、ここが元祖のようです。

赤坂銘菓 一つぶ

栗のお菓子を巷でよく見かけますが、栗のお菓子って本当に外れがない。それに白餡との相性がすごくよいですね。白餡が栗を引き立てています。

赤坂もち

赤坂銘菓 赤坂もち

いよいよ、最後はこのお店の看板お菓子「赤坂もち」です。

風呂敷をほどいてみると、中から信玄餅のようなものが入っていました。でも信玄餅と違い、きな粉がまぶしてありますが黒みつはかけません。

そうすると、お餅の味が・・・ってなるのですが、信玄餅と決定的に違うのがこのお餅の部分。くるみと黒糖が練りこまれたお餅です。だからお餅自体にしっかり味がします。

赤坂銘菓 赤坂もち

くるみの食感も残っていて、柔らかいお餅とくるみの固い食感がマッチしていて美味しい。ちなみにこの風呂敷に包まれたお餅の元祖も、赤坂青野だそうです。これにはちょっとオドロキ。信玄餅が先だと思っていました。

昔から近所にあった和菓子屋さん。改めてそのお店の歴史を知り、実際に食べてみると、そのお店の持つ長い歴史を生き抜いた力を強く感じました。

どのお菓子もかなりの手間をかけて作られている印象を受けました。看板お菓子は「赤坂もち」ですが、それぞれ食べ比べてみても甲乙つけ難い、どれも個性的なお菓子たちでした。

最近はどうしても洋菓子のほうを食べる機会が多いですが、たまには和菓子を楽しむのもいいですね。

自分で食べるのもよしですが、大切な人への贈り物に和菓子を贈るのも素敵ですね。

2019.07.01 21:04
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