大人世代のライフスタイル提案メディア
毎年末恒例の「大掃除」。忙しい合間だからこそ、効率的なやり方でのぞみたいもの!何かと気ぜわしい年末、大掃除のことを考えると憂鬱に…という方も多いのでは?
そもそも大掃除は、気持ちよくお正月を迎えるための家庭行事。「お正月」とは空から降りてくるその年の神様「お正月様」をお迎えし、無病息災、家内安全を守っていただくものです。
大掃除も「お客様を迎えること」を想定して、優先順位を考えてみましょう。
忙しい年の瀬に「あれもこれも」はムリな話。各家庭で気になる場所から片付けていけばよいのです。手順を決め、道具や洗剤を使いこなせば、意外に手早くできますよ。
窓のまわりや照明、壁や天井のホコリなど、「普段から気にはなっているがなかなか手がまわらない部分」…大掃除は、そんな場所に挑戦してはいかがでしょう。
とくにお客さんが通るところや目にするところ、玄関、リビング、トイレなどを優先的に片付けておくと、年末年始の来客にも備えられますね。
限られた時間で効率よく終えるために、家族の分担や大まかな時間配分も事前に決めておきましょう。
キッチンの油汚れは長く放置するほど落ちにくくなるため、その日のうちに拭き取るのがキレイを保つ秘訣。とはいえ、換気扇やガスレンジなどはどうしても汚れが残りやすいので、この機会に落としてしまいましょう。
トイレや洗面台のポイントは、光る部分。水道の蛇口や配水管の金属部分には、人が無意識に目を向ける「誘目性」が強く、ここを磨くだけでも印象はがらりと変わります。鏡、金属、窓ガラスなど光や透明感の大切さは、掃除のプロも力説するほどの重要点なのです!
時間が経って落ちにくくなった油汚れには、洗剤をスプレーした後にキッチンペーパーなどで「湿布」して、しばらく放置。汚れが浮き上がってくるので、ラクに落とせます。
最後にかたく絞った雑巾で洗剤が残らないようによく拭き取りましょう。湿布している間にほかの場所の掃除を進めておけば効率的!
いざ大掃除を始めると、足りないものを買いに走るのは厄介なもの。必要なものは事前にそろえておきましょう。
雑巾をたくさん使う場合は、ボロ布を何枚かまとめて濡らし、洗濯機で軽く脱水しておくと便利です。
洗剤は、中性、アルカリ性、酸性など液性によって用途が異なるので、ラベルをよく確認して使いこなすことがポイントです。
落ちにくいシミやカビ、こびりついた汚れなどには漂白剤やクレンザーも試してみるとよいでしょう。
昼食の準備も面倒なので、おにぎりを握っておいたり、ピザのデリバリー先を控えておくなど、目星をつけておきましょう。
面倒だと敬遠していた大掃除も、終えてみれば「やってよかった!すっきりした!」と思うもの。来年からの暮らしをよりシンプルに快適にするチャンスととらえ、不要品の処分や収納方法の見直しをするきっかけにしてもよいですね。
キレイになった部屋に花を飾ったりアロマを焚いたりすれば、さらにリラックスできる空間になります。新年を迎える準備として、玄関先には門松や注連縄なども飾り、お正月を迎える準備をしましょう。
大掃除は「面倒なもの」ではなく、「スッキリするもの」。家族で協力して段取りよく終え、すばらしい新年を迎えましょう。
2019.10.27 22:15 | |
2019.10.27 22:16 | |
住い・生活 | |
大掃除 |