エコでおしゃれな新聞バッグの作り方

エコでおしゃれな新聞バッグの作り方

エコやデザインの視点から、感度の高い人の間で話題の新聞バッグ。誌面の使い方次第でバッグはクールにもキュートにもユーモラスにも。しかも使い勝手がよくて強度もしっかり、サイズも自由自在。自分だけのオリジナルバッグをつくれると、ワークショップも人気です。

この新聞バッグが生まれたのは、高知県の四万十町。

そもそものきっかけは、四万十川で出水のたび河原に残されるビニールゴミでした。日本最後の清流と呼ばれる川の美しさを守るために、地元で販売する商品はレジ袋ではなく、自然に還る素材=新聞で包んで渡そう。そんなひと声から「しまんと新聞ばっぐ」が生まれました。

折って畳んで糊づけして...。日本ならではの折り紙の文化と、新聞を活かそうというモッタイナイの精神から生まれた新聞バッグは徐々に口コミで伝わり、L.A.やボストンのミュージアムショップに置かれたり、有名ブランドから注文がきたりすることも。またベルギーで地元紙主催の新聞バッグコンテストが開催されるなど、世界的な広がりをみせています。

新聞バッグ

そこで今回は、「しまんと新聞ばっぐ」公認インストラクターでワークショップも開催する〈新聞バッグラボ〉主宰の今崎智子さんに、新聞バッグづくりの楽しさをうかがいました。

新聞バッグ

新聞バッグづくりに必要なのは、新聞紙と糊だけ。カッターやハサミは家にあるもので大丈夫。あとは糊用の刷毛か筆、缶など筒状のもの、野菜の支柱などに使うような細くて丸い棒、ジャムなどの小さな瓶があれば便利です。

新聞バッグ

まず大切なのは、新聞のどの面を使うか選ぶこと。バッグ正面のできあがりをイメージしながら、ぴったりのものを選びましょう。

企業やブランドの一面広告などハッとするほどクールなものもあれば、イラストや書体がおもしろいものも。「新聞バッグづくりをはじめると新聞の読み方が変わってきます」と今崎さん。

新聞バッグ

バッグ正面にくる側を表にして新聞を折り、天地のどちらか片方を糊づけします。このとき大切なのは折り目をしっかりつけること。ジャム瓶の底など、なだらかな曲線を描くもので押さえると新聞を傷めず、きれいな折り目がつきます。

新聞バッグ

天地のどちらかを糊づけした新聞は、縦に半分に追ってから筒状に。端をはさみ込んで糊づけしますが厚塗りしないのがきれいに仕上げるコツ。しっかり乾けば十分、丈夫になるそうです。

新聞バッグ

中に入れるものを想定してマチをつくります。本など薄いものならマチは浅めに、ペットボトルなど厚みのあるものならばマチは深めにとりましょう。折り目は、しっかりくっきりと。ここでもジャム瓶底が大活躍です。

新聞バッグ

マチの長さに合わせて底をつくって糊づけします。余分なところに糊がはみだすと、袋が開かなくなるので要注意。ここまででバッグ本体はできあがりです。

新聞バッグ

別の新聞を用意して取っ手を作ります。1面ずつに切った新聞を、写真のように細くて丸い棒にクルクルと巻きつけます。このとき新聞の色や模様に配慮すると、きれいな取っ手ができあがります。今回は緑のラインが螺旋状にでるよう、新聞をセレクトしました。

新聞バッグ

新聞バッグ

取っ手ができたら中央部分を、缶など筒状のものに押し当てて曲げ、持ち手をつくります。できたら本体に合わせて適度な長さにカットします。

新聞バッグ

できた取っ手は、あらかじめカットしておいた補強用の新聞に貼りつけ、さらに本体に内側から貼りつけます。このときだけは、今までよりも糊を厚めに。取っ手をはさみ込んでいる分だけ多めに塗って、しっかり貼り合わせましょう。

新聞バッグ

あとは糊が乾くのを待って、できあがり。完成した新聞バッグは思った以上に丈夫で、ペットボトルや本、雑誌などを入れてもビクともしません。自分用のエコバッグとしてだけでなく、プレゼント用のラッピングにもおすすめ。贈った相手が、またエコバッグとして使ってくれれば、新聞バッグの輪がさらに広がります。

新聞バッグ

身近な地元紙はもちろん、海外など旅行先で買った新聞もすてきな素材に。

「新聞バッグのワークショップ用にと、新聞をおみやげにくれる友人も増えました」と今崎さん。イタリア語やベトナム語新聞は文字だけの広告や天気予報欄まで、おもしろい表情に。今崎さんはつい最近、古い少年漫画誌でもバッグをつくってみたといいます。

エコな精神だけでなく自由な発想を刺激する新聞バッグ、やりはじめたらとまらなくなりそうです。

2019.06.02 20:56
お得・節約

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