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フランス産クッキーに惹かれる理由は、バターの香りとおいしさがしっかりと活きているから。
ふだん、自分で料理やお菓子作りに使うのは、日本の非発酵バターですが(発酵バターは日本だと高いので・・・)今回は憧れの発酵バターを試してみました。
カルピス、明治、よつばなど、いろいろなメーカーがありますが、中でも気になっていたのはエシレのバター。
ECHIRE(エシレ)とは、フランス中西部にある小さな村のこと。もともと酪農に適した土壌で、この地で育つ牛たちは乳脂肪分の多い、バターに最適のお乳を出してくれるのだとか。
エシレ村でのバターづくりは1894年から始まり、その品質の高さとおいしさはたちまち知られることとなります。今では、各国のロイヤルファミリーや三ツ星シェフ、一流パティシエに愛用される超一流のバターなのです。
エシレバターは、ふんわりと空気を含んだような軽さがあります。香りは濃厚です。ヨーグルトのような、チーズのような、少し酸味を含んだ匂い。クセがあるわけではなく、好ましい香りです。
しっかりとしたコクがありますが、後味は意外にもさっぱり。
今回は無塩バターを買ってみましたが、有塩のほうはかなりしっかり塩気が効いています。そのままバゲットやトーストに塗って食べるなら、有塩がいいかも。
さて、東京・丸の内ブリックスクエアには、エシレバター専門店「エシレ・メゾン デュ ブール」があります。
バターはもちろん、それをたっぷり使ったお菓子などもあり、バター好きの間ではオープン当初から話題のお店です。
エシレバターたっぷりのフィナンシェを買ってみました。1個315円。こういうシンプルな焼き菓子ほどバターのおいしさが実感できます。
メゾン デュ ブールでは「バター感を何より大事にした」というクロワッサンも大人気で、ぜひ食べてみたかったのですが、私がお店に行ったときには早くも売り切れ!・・・残念!!次回の楽しみに取っておきます。
バターのアイスクリーム「エシレ グラス」。1個525円。左は、バターをそのまま食べているみたいな「ブール」、右はキャラメルの風味がきいた「ブール オ キャラメル」。
バターのアイスというと「しつこそう」「濃厚すぎない?」と思われるかもしれませんが、そういう印象は皆無です。かなりソフトでクリーミー。バターのおいしさはそのままに、すっきりおいしいアイスに仕上がっています。
個人的にはキャラメルが好み。上品なほろ苦さがおいしいです。
ひとりでは食べきれないくらい大ぶりな焼き菓子、ブロワイエ。ブロワイエには「砕く」という意味があり、大判に焼いて真ん中から砕き、みんなで割って食べるところから付いた名前だとか。
手づくり感あふれる焼き上がり、ざくざくした食感、そしてバターの香り!家族や友達同士でわいわいにぎやかに食べると盛り上がりそう。
1枚630円ですがプラス100円で、かわいい袋に入れてくれます。この袋は食べ残しを入れておくにも便利なので、手みやげの際は袋入りで購入されるのをおすすめします。
エシレの商品は高級バターをたっぷり使っていることもあり、どれもこれもお値段は高め。
毎日食べたい!というよりは、ちょっと特別なときに買いたいなぁ、という感じのものが多いです。
パッケージがいちいち素敵なので、手みやげにも最適。とくにブロワイエは、かなり厚みがあって意外と割れにくいし、こんな大きいクッキーなら特別感がありますよね。バターの風味がきいていて、珈琲のお供にも喜ばれるはず!
オンラインで買えるのは、エシレバター各種とアイスクリームだけのようですが、店舗のある丸の内ブリックスクエアは東京駅からも近いので、東京駅をご利用の際、立ち寄ってみるのもよさそうですね。
2021.07.05 20:17 | |
2022.10.04 13:31 | |
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