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パソコンや携帯を日常的に使っていると、ペンで文字を書く機会ってどんどん減ってきませんか?
でも、道具が素敵だったら、つい使いたくなるというもの!
今回は、日本が誇る美しき工芸品、ガラスペンをご紹介します。
私はこのペンを買ってから、手紙を書いたりレシピをメモったり、けっこう日常的に使うようになりました。上の写真のように、写経ならぬ「写英文」をして英語を勉強する、なんてのもおすすめです!気分のノリが違います。
それに、普通の筆記用具なら引き出しにしまっておくところですが、これだけ美しいペンなので、机の上に飾っておけます。
ちょっとしたインテリア、という感じなのです。
ガラスペンは、インクを付けて文字を書く「付けペン」の一種です。付けペンというと、羽ペンや金属ペンなど「ヨーロッパのもの」という印象がありますが、ガラスペンは日本の風鈴職人が考案したもの。
私が愛用している「カネモオリジナル」は、ペン先からすべてガラスでできた一体型。佐瀬工業所の佐瀬勇さんが丹精込めて作っておられます。
佐瀬さんは、ガラスペンの考案者・佐々木定次郎の技術を受け継ぐ、唯一の職人さん。手仕事で少しずつしか作れないので、注文してから3ヵ月待ちでした。納期は注文のタイミングにもよるようです。
カネモオリジナルがすばらしいのは、姿形の美しさだけではありません。とてもなめらかな書き心地で、一度インクを付ければハガキ1枚分くらいは余裕でスラスラ書けちゃいます。
予備でもう1本注文しようかと思っているくらい、気に入っております。
ガラスペンに合わせて、インク瓶もいくつか揃えました。こういうのは海外のものが多いのですが、なんというか・・・・・・いちいち素敵じゃないですか?
インクもいろいろな種類・色が出回っています。有名なのはイタリアの文具の老舗・ルビナート社のもの。艶のある発色でカラーバリエーションも豊富。つい揃えたくなります。
最初は、ブラックや濃いブルーなどがあると使いやすいかもしれませんね。ちなみに、私の去年の年賀状はこんな感じ。
この写真がそのままハガキになっています。ガラスペンで文字を書き、インクや花をスタイリングして、デジカメで撮影。そのデータをハガキに印刷したのです。
余白に、個別のメッセージを同じインクで手書きして、投函しました。アナログとデジタルが融合した年賀状。美しさと機能性を兼ね備えたガラスペン。手元に置いて、使ってみませんか?
2021.07.06 10:24 | |
2021.07.06 10:26 | |
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