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家飲みやホームパーティを楽しむ人が増えています。
留守中のことや終電の時間、服装、メイクなどを気にすることもなく、子どもも大人も一緒になって家族や友人同士でのんびり過ごせる、しかも、外食するより安上がり!・・・など、理由はいろいろですが、家で過ごす時間を大切にする人が増えてきたともいえるでしょう。
自宅で過ごす夜をもっと素敵にもっと快適にしたい。そう思ったら、照明を見直してみるのがおすすめです。蛍光灯で照らされた明るすぎるテーブルよりも、雰囲気のいいレストランやバーのようなスポット照明。もしくはいっそ、キャンドルの明かりだけで過ごしてみるのです。
小さなキャンドルホルダーと、ティーライトキャンドルをたくさん買ってもいいし、存在感のある大きめのキャンドルを、どん!と置いてみるのも素敵です。
たとえばこれはラトビア生まれの「ムニオ キャンデラ(MUNIO CANDELA)」。環境に優しいソイワックスに、手摘みされた野生種のハーブをたっぷりと混ぜ込んだハンドメイドキャンドルです。見た目がかわいらしいだけでなく、ナチュラルなとってもいい香りがします。
揺らめくキャンドルの炎を見ていると、気持ちが落ち着いて心身ともにリラックスしていくのがわかります。好きなお酒やハーブティーをゆっくり飲むのもいいし、リラックスついでに手足をマッサージするのもいいですね。ほどよい暗さのおかげで、体内時計が「夜モード」になりスムーズに眠りにつけるという効果もあります。
さて、東日本大震災(2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による災害およびこれに伴う福島第一原子力発電所事故による災害)から、早いもので8年が経ちました。震災以降「節電」を意識する人や、企業が増えて街なかから過剰な明かりが姿を消していきました。
でも、その控えめな明るさが、むしろ「心地いい」「ちょうどいい」と感じた人も多かったはず。「節電しなくちゃいけない」という義務感からではなく、ちょうどいいい明るさを楽しみながら、結果的に節電ができればいいな、と思います。
震災からちょうど1年目にあたる2012年3月11日には「100万人のキャンドルナイト」が呼びかけられました。
この呼びかけは「でんきを消してスローな夜を。」というコンセプトのもと、夏至と冬至の夜8時から10時の間、みんなで一斉に電気を消しましょう、というものですが、あの大震災に対する一人ひとりの思いを胸に、3月11日にも呼びかけられることになりました。
とはいえ、キャンドルナイトの「イベント」に、わざわざ出かけていかなくてもよいのです。各家庭でろうそくのゆらめきを楽しみながら、スローな時間をのんびり過ごす──そんな夜があってもいいと思いませんか?
そしてもちろん、「その日1日だけ」ではなく、これから先もずっと、思い立ったときに仲間や家族で集まって、あるいはひとりでゆったりとキャンドルナイトを楽しめばよいのです。
2019.06.11 13:57 | |
2019.07.26 15:29 | |
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