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お盆に休みを取られる方も多いと思いますが、8月の終わりに子どもたちに街頭インタビューすると「夏休みの宿題、まだやってない!」という声をよく聞きます。
自由課題というのは、やり始めれば一番楽しい宿題のはずなのに「自由」というのが逆にハードルが高いのかもしれませんね。
知育おもちゃを取り扱うの「アイスタジオ」には、子ども向けの工作キットがいろいろありますが、その中から今回は「森のどうぶつハウス」を取り寄せてつくってみることにしました。
夏休みの工作…ずいぶんと気が早いかも知れませんが毎年のことですので、もし自由課題でつくるものが決まらないお子さんには、その手助けになるかもしれません。
パッケージを見る限りかなりカラフルですが、木工工作ですので材料はほとんど木です。あとアクリル絵の具が3本(シアン、マゼンダ、イエロー)が付いています。これは色の三原色と言われるもので、プリンタのインクを買うときに聞いたことがあるかもしれません。この三色でだいたいの色をつくることができます。
このキットには含まれていないもので、いくつか用意したいものの一つにパレットがあります。もし持っていない場合は、写真のように板にラップを貼ってパレットの代わりにすることができます。
それから他に必要なものが、筆とアクリル絵の具の白。筆は細いのと平らなものが用意できると塗りやすくなると思います。白の絵の具は、薄い色に仕上げたいときに使えるので、できればご用意を。
さっそく色をつくってみました。芝生の緑は、イエローとシアンを半々で混ぜると緑になり、そこに白を塗ると明るい緑になるので雰囲気も明るくなります。
この色の配合はなかなか面白いので、配合の割合をメモしておくとこれも研究の一つになるかもしれません。
この緑で台座の芝の部分を塗っていきます。芝など自然なものを塗るときは多少雑に塗って、ムラを残したほうがより雰囲気が出るので、きっちり塗るところ、雑に塗るところなどを分けるといいと思います。
その他のパーツも着色しました。組み立てたあとだと塗りにくくなる部分が出てくるので、着色は最初にやってくださいね。
ただ塗り残し部分や、もう少し手を入れたいところが出てくるの、で絵の具セットは片付けずにそのまま残しておいたほうがよいです。実際、手を入れたくなった部分、塗り漏れがたくさんあって片付けたことを後悔しました...。
この森のどうぶつハウスは、貯金箱・小物入れ・携帯スタンドと3つの用途から選べ、つくり方も異なるのですが、今回は「小物入れ」を選びました。これが一番手がかかりそうで創作意欲がわいたからです(笑)。
動物たちも目を入れるとぐっとかわいくなります。目は筆で描くのは難しいので、油性ペンにしました。思い思いの表情にしてみてください。
ドアにラインストーンを貼ったり(ラインストーンも付いています)、ドアノブを付けたり、いろいろと細かいところまで自由につくることができ、名前を入れたりするのもよいと思います。
型抜きされて余った木片もあるので、そういったものを再利用するのも手です。
それから材料の中に紙粘土が入っているのですが、これでちょっとした工作もできます。パッケージにもあった巨大なキノコをつくってみました。
木だけではなく、別の丸みを帯びた形のものがあると世界観がやわらかく感じられるので、ぜひご活用を!つくり方も簡単で絵の具を少し混ぜてコネコネするだけ。多少手が汚れますが、アクリル絵の具はすぐに落ちます。
動物たちはみんなでケーキを囲んでいるように並べてみました。ちなみにこのケーキも紙粘土。ケーキの形が少々いびつですが、紙粘土ならではということでよしとしましょう。それにしても楽しそうな雰囲気に仕上がりました。
完成した森のどうぶつハウスはこちら。我ながらよくできたと思います。
塗りが甘いところもあったりしますが、それが逆にオリジナリティになると思います。着色のうまい下手は関係なく愛着がわきます。
この商品のよいところは、つくり手によって全く別の世界観が出せるというところじゃないでしょうか。製作していて急に愛着がわいたのは、動物たちに目を入れて並べたところからでした。
今年の夏休みの自由課題(工作)は、子どもだけではなく大人も楽しめる、このキットをおすすめします。大人がつくって名前を入れて子どもにプレゼントしてもきっとよろこばれると思いますよ。
2019.06.07 23:54 | |
2019.07.30 12:21 | |
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