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フロアに散らばったおもちゃにゲーム、読みかけて放り出されたままの絵本、脱ぎっぱなしの洋服や靴下、食べかけのおやつ......。片付けても、片付けても、すぐに散らかった状態に戻ってしまう。
これは、子どものいるおうちなら当たり前のこと。いちいち目くじらを立てていては親も子も気が休まりませんが、親の精神安定のためにも、子どもの将来のためにも、どこかで片付けの習慣をつけなければ!
そこで、いいきっかけとなるのが年末の大掃除です。
成功のコツは、子どもたちの気分を盛り上げ、イベントやゲームのように仕立てること。まずは自分の持ち物を片付けることからスタートです。少し大きな子どもたちなら、窓拭きや水まわりのお掃除を。
ビフォア・アフターの違いがわかりやすいガラスやステンレスをまかせると達成感が違います。さあ、親子で楽しみながら大掃除。今年のうちに新たな年を迎える準備を始めましょう。
お母さんの「片付けなさい」は聞きあきてない? でも、ほんとうは自分でもグチャグチャのへやはすきじゃないよね。
片付けようと思っているけど、遊んだ後や勉強した後すぐ他のことが気になっちゃうから、ついわすれてしかられる......。
でも、お母さんにお願いされたら、やる気が出ない? 「もうすぐ今年がおわるから、来年のために大そうじを手つだってくれない?」って。
大きくなった私たちなら、こまってるお母さんを助けてあげることができるはず。「おにいさん、おねえさんになったね」って、ほめられるかもしれないし、大そうじにチャレンジしてみようよ。
まずとりかかるのは、コスチュームとアイテムをととのえること。お母さんが用意してくれたエプロンを着て、三角巾をあたまにつけて、マスクもして、軍手もはめる。
手にもつのは、新しいぞうきんやスポンジ。まるでゲームのゆうしゃやまほうつかいの気分! ホームセンターや100円ショップへ行って、カラフルなものやキャラものなどすきなものをえらぶと、ますますやる気がわいてくるよ。
よういができたら大そうじをさっそくスタート。さいしょは、床(ゆか)にあるおもちゃや本を、もとの場所に戻すことから。
いつもはお母さんに言われてイヤイヤやってることでも、自分からやろうと思えば楽しくなるよ。床がどんどん見えてくると、気持ちがスッキリしてくるからふしぎ。
「しまう場所を決めておくと、片付けはラクチンよ」とお母さん。ボックスにしまうもののシールをお母さんが貼ってくれたから、とちゅうでイヤにならずにキレイにできたよ。
片付けをクリアしたら、次のミッションの窓(まど)そうじを。手のとどかない高さはあぶないから低いところだけ。高いところはお父さんにおまかせだ。
お父さんがガラスにかけたフワフワのクリームをキュッキュッとぞうきんで拭いていくと、白っぽかったガラスがピカピカになって、家の中が明るくなる。ゲームで難しいミッションをクリアしたみたいで、これは大掃除って楽しい!
サッシのすみっこにたまったホコリも、ついでにクリア。ぞうきんが使いにくかったら軍手を代わりに使うと、もっとキレイになるよ。
いっしょに窓拭きをしたお父さんに「やるな!」と言われて、やる気も倍増。
もっと役に立つところを見せてやろうと、次はキッチンへ。ゴム手ぶくろをキュッとはめて、シンクをスポンジでゴシゴシ。
さらにバスルームへ行って、くもっていた鏡をスクイーザーという道具をすべらせるとぼんやりしていたのがはっきりクッキリになって、お母さんが大よろこび。
夏休みのラジオ体そうみたいに、お手つだいするたびハンコやシールをもらって、たくさんたまったらごほうびをもらえることになっているから、大みそかまでに一生けんめいやらなくちゃ。お年玉も去年より多くもらえるかな。
お家がキレイになって、ほめられて、ごほうびまで! いいことばかりの大そうじ、はりきってやってみよう。
2023.11.28 20:10 | |
2023.11.28 20:14 | |
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