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キラキラ輝くチョコレートが並ぶバレンタインシーズン(過ぎちゃいましたけど)。デザイン、値段、話題性、おいしさ...何を重視するかはあなた次第。
さて今回は、チョコレートそのもの、もっと言えば、原料であるカカオ豆に着目した大注目のチョコレートメーカー「DOMORI」をご紹介します。
DOMORIは、カカオ豆の持つ可能性と魅力に気づいた一人のイタリア人、ジャンルーカさんがスタートさせたブランドです。
生産性の高いカカオ豆ばかりがもてはやされ、その陰で良質なカカオ豆の品種が絶滅寸前であることに気づいたジャンルーカさんは、香り豊かで苦味や酸味の少ない高品質なカカオ豆(=アロマティック・カカオ)の生産から発酵・焙煎など全工程を自ら手がけ「チョコレートの未来を変える」と言えるほどパーフェクトなチョコレートをつくっています。
手の込んだパッケージとは無縁の、シンプルなタブレットタイプ。それが逆にお洒落だし、「日常的においしいチョコレートを食べてほしい」という本物志向の心意気も感じます。
通常のチョコレートにはカカオバターや香料などが添加されますが、DOMORIは創業以来、一度も加えたことがないそう。なぜなら、何も加える必要がないから。加えてしまうとカカオの豊かな香りやクリーミーな食感を邪魔してしまうから。...素敵! そんなチョコレート、食べてみたくありませんか!?
輸入元NONNA&SIDHIの直営店(東京・恵比寿)に行けばDOMORIのタブレット約45種類の試食・購入ができますが、Amazonや楽天市場などでも販売中。
おすすめはジャンルーカ氏が衝撃を受け、チョコレートの世界に身を置くきっかけとなった「クリオーロ」という希少な品種。写真の「IL100%」はクリオーロのカカオマス100%の贅沢な一品。
普通のチョコは砂糖で甘みを感じさせますが、これはカカオマスだけ。なのにほんのり甘く、驚くほどマイルドでクリアな口当たり...これがカカオ本来の味わいなのか! と感動します。もう少し甘めがいい方は「IL Blend(70%カカオ)」をお試しあれ。右の「Guasare」はクリオーロの父とも呼ばれる古代品種でこれまた希少。カカオ70%で、エレガントな口どけと個性的な香りがたまりません。
どれにするか迷ったら、クリオーロ種の小さなタブレットセットはいかが? DOMORIが最初に手がけたクリオーロ「ボルセラーノ」、DOMORIだけが扱う希少品種など6種を食べ比べできます!
カカオ豆による違いをもっと知りたいなら「シングルオリジン」のセットもおすすめ。ペルー産「アプリアック」、タンザニア産「モロゴロ」など品種別チョコレートが6種。一口サイズですが、ひとつひとつが味わい深いので十分満足できます。
小学生の息子に好評だったのはこちら。左はDOMORIのすばらしいカカオと厳選されたゲランドの塩が出会った生まれたミルクチョコレート。
塩気をほのかに感じる逸品です。右はホワイトチョコレート。一般的なホワイトチョコレートは好みの差が分かれるところですが(私個人は大好きです!)、DOMORIは「さすが!」と唸るおいしさ。ここまでクリーミーでナチュラルな甘さが楽しめるホワイトチョコはなかなかありません。
イタリア人のジャンルーカさんらしい「ペペロンチーノ」。とろりとした甘みのあるトリニタオ種のカカオにインド産唐辛子をブレンド。
でも「辛いっ!」と驚く罰ゲームのような変わり種ではなく(笑)あくまでDOMORIらしい上品なおいしさ。喉を通るときにジワリと辛味を感じ、お酒にも合います。
ペペロンチーノだけでなく、DOMORIのチョコレートはどれもこれもお酒に合う大人の味わい(もちろん子どもも喜ぶし、珈琲にも合います!)。
だから、ちょっとクセのあるブルーチーズや生ハム、ドライフルーツとも相性抜群。イタリア人であるジャンルーカさんに敬意を表して、イタリアのゴルゴンゾーラチーズ、プロシュットと一緒に盛り合わせて、こんな感じに前菜にするのもおすすめです。
バレンタインシーズンでチョコレートっていいな、と思うこの季節。カカオ豆に注目したDOMORIのおいしさをぜひ体験してみてください。
2020.02.28 15:35 | |
2022.10.04 13:36 | |
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