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いつも観ているドラマや映画に出られる。そんな夢のようなチャンスが、私たち一般視聴者にもあるって、ご存じですか?
どんなヒット作も名作も、スターだけでは成り立ちません。通行人やレストランのお客さんなど背景となるその他大勢の存在あってこそ。エキストラは作品づくりになくてはならないものなのです。
ひと昔前はタレント事務所に所属登録している人へ募集をかけたり、撮影を見学している一般人から募る方法が主流でしたが、インターネットが普及した今ではネットでエキストラを募ることが多くなっています。ドラマなどのテレビ番組ではテレビ局や制作会社が、必要に応じて随時募集を行っています。
また地方で撮影が行われる作品の場合は、その作品ごとに募集が行われることも少なくありません。その情報をまとめたサイトが「東京エキストラNOTES」。テレビドラマや映画はもちろん、アメリカの動画配信サービスのオリジナル作品などのエキストラ募集情報がぎっしり詰まっています。
撮影期間や撮影予定地、性別や年齢など必要とされる人物の条件などが記されていて、読むだけでも楽しいもの。
一方、日本各地で組織されているフィルムコミッション(映画等の撮影場所誘致や撮影支援をする機関)でも市民エキストラを募集。地元を舞台にした撮影を応援しようという動きが活性化しています。
フィルム・コミッション(Film Commission、略称:FC)とは、地域活性化を目的として、映像作品のロケーション撮影が円滑に行われるための支援を行う公的団体である。具体的にはロケ撮影に際して、映像制作者と地域社会(自治体、施設所有者など)との間にフィルム・コミッションが入り、各種連絡・交渉などの調整係の役割を果たす。映像作品は撮影時や上映による経済効果が大きいため、フィルム・コミッションが映像作品の誘致活動などを積極的に行うこともある。
wikipedia
と、お楽しみ満載なエキストラは、今や注目の的。幅広い年齢層が求められるのでシニア世代への需要も多く「社会参加ができる」「エキストラ同士で気の合う仲間が見つかる」などの理由から、定年後の趣味としてエキストラに応募する人も増えており、中には夫婦で参加する人もいるとか。
ただしエキストラには、時間と体力が求められます。数秒の撮影のために何時間も待たされることは日常茶飯事。暑さや寒さの厳しい屋外での撮影も少なくありません。
ボランティアなので、基本的にギャラはゼロ。交通費も支給されない場合がほとんどです。
また現場での撮影録音禁止や俳優さんへの声かけ禁止、情報の公表禁止など禁止事項も多数。それらをきちんと理解して撮影に臨むことが最も重要です。
こうした諸事情を理解した上でエキストラとして参加した作品には思い入れもたっぷり。現場の心地よい緊張感にはまり、市民エキストラとしてさまざまな作品への参加を続ける人も多いと聞きます。
趣味に、思い出作りに、地元の応援に市民エキストラ、始めてみませんか?
2021.06.25 15:31 | |
2021.06.25 15:37 | |
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