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被害を最小限に食い止めるために事前の準備が重要です。
1923年9月1日、後に「関東大震災」と呼ばれる大地震が発生しました。お昼の時間帯だったため地震直後から多数の火災が発生し、未曾有の自然災害に…。当時の惨事を心にとどめるべく、国土交通省はこの日を「防災の日」と制定しました。
9月は台風が多い時期でもあり、各地で防災訓練なども行われています。自然災害は、いつ誰の身に起こるかわかりません。いざというとき慌てないために、家庭の災害対策を再確認しておきましょう。
過去の大地震を見ると、建物自体は無事でも、家具が転倒・落下して被害につながった例が多数出ています。冷蔵庫やピアノが歩くように移動したり、電子レンジやテレビが宙に飛んだりと、日常では考えられない事態も報告されました。
家具や電化製品が「凶器」に変わるのを防ぐため、設置場所や固定方法などを見直しましょう。固定の仕方は自治体のホームページなどでも紹介されているので、チェックしておくと安心です。
家電製品やピアノなどは販売店やメーカーに問い合わせて、安全で確実なやり方を実行するようにしましょう。
気象庁は、平成18年8月1日より「緊急地震速報」を先行的に提供すると発表しました。ただし、広く情報提供を行うとかえって混乱を招く可能性があるため、現時点では、列車の制御や工事現場の作業員の安全確保など、混乱なく有効に活用される分野に限定されています。
気象庁では、国民全体への情報提供が早期に開始できるよう、今後も緊急地震速報に対する普及と啓蒙に取り組んでいくとしています。
大地震の後は水道・ガス・電気などのライフラインがストップする可能性があります。復旧までの数日間を乗り切るため、日常的な備えが必要です。
たとえば、お風呂の水をためておけば火災用水やトイレ用水として使えますし、缶詰やレトルト食品、ミネラルウォーターを余分に買い置きしておけば、非常食として役立ちます。
最近は非常用の持ち出し袋を用意しているご家庭も増えてきましたが、押入れなど取り出しにくい場所に入れたままのケースも。必要なときすぐに持ち出せるよう、置き場所にも注意しましょう。
とっさのとき慌てないで行動するには「地震が起きたときどう行動するか」をシミュレーションしておくことも重要です。
大きな揺れは1分ほどでおさまるので、まずは頭を保護して身の安全を確保し、揺れがおさまってから落ち着いて非難行動に移ってください。
もし車に乗っていたら、道路の左端か空き地に停車し、エンジンをストップ。カーラジオで災害情報を聞き、救助の妨げにならないよう、キーをつけたまま徒歩で避難します。
大勢の人が集まるお店や公共施設などにいたら、パニックに巻き込まれないよう冷静な行動を取りましょう。
9月は台風のシーズンでもあります。台風はある程度予測ができるので、気象情報に注意して十分な対策を取りましょう。
台風が接近してきたら、
などの対策を取りましょう。
また、窓ガラスの飛散を防ぐため、ガラス面に飛散防止フィルムなどを貼っておくと安心です。
台風通過後は、室内に湿気がたまっているので、窓を開けて風を入れましょう。
災害が来るかも…と、いたずらに怖がることはありません。万全の対策を取り、いざというとき冷静に行動できるようにしましょう。
2019.10.25 18:51 | |
2021.07.07 18:42 | |
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