安全で快適な空間を守るためにエレベーターの利用ルールや注意点

安全で快適な空間を守るためにエレベーターの利用ルールや注意点

マンションやアパートなどの集合住宅で暮らしていると、自室の状態だけでなく、公共スペースをどのように使うかも重要な関心事となります。

エレベーターの利用法もそのひとつ。もめ事やトラブルを回避し、誰もが気持ちよく安全にエレベーターを利用するための心得やマナーについてご紹介します。

地震など「イザ」という時の対処法もしっかり把握しておきましょう。

パブリックスペースでのマナー違反

集合住宅で快適に暮らすには、公共の場での過ごし方も大切なポイントです。

玄関をくぐったとたんホッと安心するのは誰しも同じ。しかし、エントランスやエレベーターなどのパブリックスペースでは、お互いのことを考えて、適度な緊張感と気遣いを保ちたいものです。

ペットの鳴き声や大声は「騒音」になりますし、廊下を走ったりエレベーターに駆け込んだりすると危険を伴うだけでなく、ほかの人への迷惑にもなります。

ひとりひとりが目配り・気配りを働かせて、快適な住空間を維持していきましょう!

他の住民と一緒になるエレベーターでは、とくに注意が必要

狭いスペース内で住民同士が一緒になるエレベーターは、とくにマナーと使用法が問われます。

駆け込まない、ドアに指を挟まれないよう注意する、定員になったら最後に乗った人が降りる、など、基本的なことを守り、子どももお年よりも安心して使える空間にしたいものです。

また、ペットのリードや衣類、鞄などをドアに挟んだり、敷居の溝に小物を落としたりすると、スムーズな運転の妨げに。ゆっくり落ち着いて乗り降りし、周りの方と挨拶を交わすくらいの心の余裕がほしいですね。

子どもたちにもマナーとルールを

夏休みになると、一人で外に遊びに行くお子さんも増えることでしょう。

子どももマンションの立派な住人ですから、「走って乗り込まない」「エレベーター内で騒がない」「ボタンを乱暴に押さない」など、基本的なルールはしっかり教えておきたいものです。

また、小さなお子さんは、ドアに手を挟まれたりして思わぬ危険を生じることもあるので、一人でエレベーターに乗せるのは避けたほうが安心です。

イザというときのために事前に知っておきたいこと

最後に、地震や火災など万が一の事態に備えたポイントを挙げておきます。

室内にいるときに地震や火災が発生した場合は、エレベーターは使用せず階段で避難します。

もしエレベーターに乗っている最中に地震が起きても、閉じ込められる心配はありません。最寄りの階で自動的に停止し、避難できるシステムが採用されていますので、慌てず焦らず、止まった階で降りましょう。

また、停電や故障で止まった場合は、非常ボタンを押し続けてください。外部と連絡が取れますので、係員の指示をよく聞いて、落ち着いた行動を。


公共のスペースをみんなが気持ちよく使えれば、暮らしはもっと快適になりますね。

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2019.10.26 20:28
2019.10.26 20:29
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