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朝、まだぼんやりした頭をすっきりさせてくれるコーヒーの芳香。目覚めの一杯には、夏でもホットがいいという人も多いようですが、暑い日の昼下がりや外出から帰った後などは、よく冷えたアイスコーヒーが恋しくなりませんか?
いつもはインスタントで済ませているという人も、ぜひご自分でいれてみてください。コーヒードリップは決して難しくはありません。ほんの少しの手間なのに、ホットでもアイスでも、インスタントとは格段に違う香りと味わいが楽しめます。
コーヒーのいれ方には、サイフォン、ドリップ、エスプレッソ、水出しなどさまざまな方法がありますが、ここでは手軽で一般的なペーパードリップ式をご紹介します。ドリップとは、コーヒーの豆を挽いた粉をフィルターに入れ、お湯を注いでコーヒーを抽出することです。
コーヒー豆の銘柄はさまざまですが、主な原種は3つで、栽培数が最も多いのはアラビカです。
味・香りともに優れ、ブルーマウンテンやキリマンジャロ、モカ、コロンビアなど、上級銘柄はすべてアラビカ種(缶コーヒーやインスタントによく使われるのはロブスタ種)。原種は同じでも銘柄によって酸味・苦味・香りなどに個性がありますが、どの豆を選ぶにしても重要なのは「鮮度」です。
まずは新鮮で良質な豆を入手すること。あとはドリッパーとフィルターがあれば、おいしいコーヒーがいれられます。
こだわりの道具は、気に入ったものを少しずつそろえていけばよいでしょう。あれこれ試すうちに、豆の種類、焙煎の度合い、挽き方、道具の使い勝手にいたるまで「自分好み」が見えてくるはず!
焙煎した豆は、挽いて粉砕(グラインド)します。グラインドは香りや風味を存分に発揮させるための重要なプロセス。粗挽き、中挽き、細挽き、極細挽きなどの段階があり、コーヒーを入れる器具や好みにあわせて調整します。
豆は新鮮なものが一番、と説明しましたが、新鮮さを保つには挽くタイミングも重要です。
グラインドした豆はその直後から香りが飛び始め、その後、風味は劣化する一方。つまり、本来は飲む直前に挽くのが理想なのです。
ご家庭にミルがある方は、豆で買って、飲む分だけをその都度挽くというのがコーヒーをおいしくする一番のコツ。挽いた粉を買う場合には、一度に大量に買わないほうが無難です。
家庭用ミルには手動式と電動式があり、デザインもさまざま。手で挽くタイプは、多少時間はかかりますが、コーヒーの香りをゆっくり楽しめていいかも。
コーヒーをいれるのに難しい決まりはありません。豆やお湯の量、いれ方など、自分好みを見つけましょう。以下はホットコーヒーの基本的な手順ですが、アイスコーヒーも同じ要領で作れます。
アイスコーヒーを上手にいれるポイントは、できるだけ急冷すること。酸化速度はホットより遅いので、冷蔵庫で保存しても 3日間くらいはおいしく飲めます。
ミルクとコーヒーがきれいな2層になったアイスカフェオレ。コツさえわかれば作り方は簡単です。
まず、グラスに牛乳を1/3ほど注ぎ、氷をたっぷりいれます。氷に向かって、アイスコーヒーを上からそっと追加。最初は1滴ずつたらす感じで入れましょう。
きれいな層ができれば、あとはゆっくり注ぎ足すだけ。カフェで出てくるような、きれいなアイスカフェオレの完成です。
お子さんにはガムシロップを一緒にどうぞ。
2019.06.10 16:26 | |
2021.07.18 21:33 | |
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