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最近「皮をむくのが面倒」や「丸ごと買っても食べきれない」などの理由でフルーツを食べる家庭が、少なくなっているといいます。しかし、新鮮なフルーツはビタミンやミネラル、酵素もたっぷり。料理に使えば、食卓に彩りと変化をもたらします。
そこで、フルーツをおいしく楽しく食べるためのカットの方法や、すぐにでも献立に取り入れられるカンタンレシピをご紹介。
まずは私たちにとって最も身近なフルーツ、リンゴの切り方から。櫛形に切って皮をむき、種の周囲を取り除くのが一般的な切り方ですが、今までの切り方はいったん忘れて、まずはリンゴを水平にカット。上下に切り分けます。
次に、それぞれ5ミリほどの厚さにスライスします。
最後にスライスしたリンゴから種の周囲のわずかな部分をカットしてできあがり。
この厚さのスライスなら、食べるときも皮が邪魔になりません。それどころか食感のアクセントにも。しかも皮と果肉の間には、腸内環境を整えるペクチンが多く含まれていますから、体にもやさしいのです。ただし、できるだけ無農薬栽培や減農薬栽培のものを選んで、切る前にしっかり洗うこと。
種の周囲もごくわずかカットするだけですから、ほぼ丸ごと食べることができて、ゴミの量も圧倒的に少なくなります。料理にも使いやすくなって一石三鳥です。
続いて年間通して、さまざまな種類が出回る柑橘類。「皮が厚くて剥きにくい」「薄皮を取るのが面倒」と嫌われがちですが、皮はナイフでクルクルとむいてしまえばカンタン。
その上で、薄皮を避けて果肉にV字にナイフを入れれば、果肉だけがスポッとカットできます。薄皮についた果肉はギュッと絞って果汁を取り、ドレッシングやソースに活用すれば、無駄なく使いきれるというもの。
子どもも大人も大好きなイチゴは、5ミリほどのスライスに。広げれば花びらのように華やか。果汁の甘味酸味もしっかり感じられて、そのままかじるより味わいや香りが濃厚に感じられることも多いのです。
こうしてカットしたフルーツは、料理の素材としての使い勝手も◎。例えばリンゴのスライスは、サラダに混ぜればサクッとした食感や爽やかな甘酸っぱさがアクセントに。今回は意外にも相性のよいアンチョビとチーズをのせて前菜風に仕上げました。
柑橘もサラダによし、カルパッチョに添えてよし。今回はさっと湯通しした千切り人参と合わせてラペに仕上げました。絞った果汁と白ワインビネガーを合わせたドレッシングが甘酸っぱく、子どもたちにも人気の一品です。粗挽きコショウやクミンシードを加えれば、ワインのお供にも最適です。
イチゴは甘味を活かして生ハムを合わせました。軽くオリーブオイルとレモンをかけ回して、冷製パスタに仕上げてもおいしくなります。
前菜に使えば、甘味と酸味で食欲増進。おいしくて体にやさしいフルーツ、もっと食べて健康になりましょう。
2019.06.04 22:02 | |
2019.07.26 15:15 | |
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