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ティラミスやパンナコッタ、ジェラートなど、イタリアのスイーツはもともと日本でも人気ですが、最近のブームはなんといってもマリトッツォ。
2021年の流行語大賞にノミネートされたほどの注目ぶりで、あのコロンと丸いフォルムと、たっぷりのクリームに惹かれた人、そしてもちろん実際に食べた人も多いのではないでしょうか。
2023年もイタリアン・スイーツは注目の的です。イタリア料理は郷土色が強くて個性的なのが魅力ですが、もちろんお菓子もバリエーション豊富で気になるものばかり。今回は、ますます話題の「イタリアの伝統的な郷土菓子」をチェックしましょう。

日本でイタリアンドルチェのブームを起こした火付け役といえば、ティラミス。北イタリア・ベネト地方発祥のお菓子です。
ほろ苦いエスプレッソが香るふんわりムース系で、マスカルポーネチーズとサヴォイアルディというビスコッティ(ビスケット)が欠かせません。
下の写真にある、細長いのがサヴォイアルディです。カルディなどで売っています。ティラミスは意外と簡単なので、自分でつくってみるのもおすすめです。


そして、最近のイタリア菓子ブームを牽引したマリトッツォ。みなさんはもう食べてみましたか?
このお菓子はローマを州都とするラツィオ州で生まれたといわれています。マリトッツォとは本来パンの部分で、生クリーム入りはマリトッツォ・コン・ラ・パンナといいます。「パンナコッタ」は生クリームに火を通した、という意味です。スイーツの名前でちょっとイタリア語が覚えられるかも。
ティラミスは北イタリア発祥ですが、今年注目したいのは南のお菓子。まずは、人気のテレビ番組でも紹介されて話題になったナポリ地方のスフォリアテッラ。

「ひだが何枚も重なった」という名前の通り、極薄のパイ生地を何層も重ね、中にリコッタチーズ香る甘いフィリングをたっぷり。クリームはなめらかでボリュームがあり、パリッパリの生地とのコントラストがたまりません。

ナポリの銘菓といえば、ババも有名です。スフォリアテッラとババは「ナポリの2大ドルチェ」といってもよいかもしれません。

イースト菌の発酵作用でふくらませたふわふわの生地に、ラム酒などのリキュールをしっかりとしみ込ませた大人の味わい。フランスのサバランとルーツは同じといわれていますが、私は個人的にババが大好きです。
ナポリで見かける本場のババは中にクリームがはさんであったりフルーツやチョコレートがトッピングされていたり、バリエーションも豊富です。

上の写真はナポリで見かけたお菓子屋さんの看板。キノコのような独特の形状をしたババの上に座ったナポリ名物の人形(プルチネッラ)が、スフォリアテッラを抱えています。これぞナポリ!といったイメージです。
最後に、日本のイタリア菓子の「ネクスト・トレンド」のひとつとしても注目されているシチリア島の有名な郷土菓子、カンノーロをご紹介。

カリカリに揚げた筒状の生地にリコッタチーズなどのクリームをつめた揚げ菓子です。生地が独特で食感がいいだけでなく、クリームがまたおいしいのです。
カンノーリと呼ばれたりカンノーロと呼ばれたりしますが、違いは「単数か複数か」。カンノーロは単数形でカンノーリは複数形なので、指しているのは同じドルチェです。じつは、ほかのお菓子もそれぞれに複数形・単数形の区別があるのですよ〜。スフォリアテッラの複数形はスフォリアテッレです!

日本の流行とは関係なく、長く長〜く愛されてきたイタリアのドルチェたち。ブームのおかげで日本でも食べる機会が増えているのはうれしいですよね。気になるイタリア菓子を見かけたら、ぜひ食べてみてはいかがでしょうか。
| 2023.04.06 20:33 | |
| 2023.04.06 20:35 | |
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