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コート、カバン、靴…正しいケアをしていますか?おしゃれの秋、革製品の手入れ方法

コート、カバン、靴…正しいケアをしていますか?おしゃれの秋、革製品の手入れ方法

おしゃれを楽しめる季節がやってきました。コートやブーツなど、秋ならではのファッション・アイテムも登場する時期。革製品が活躍するシーンも増えてきます。

革製品は、長期保管前のケアも重要ですが、それ以上に大切なのが、シーズン中のこまめな手入れ。

汚れや水濡れは時間を置くほど取れにくくなり、カビ発生の原因になってしまいます。

せっかくの革製品を長く楽しむために、正しいケアを実践しましょう!

ケアのポイントは、汚れ・水濡れ対策と油分の補給

革は使うほどに風合いが増し、独特の味が出てきます。正しくケアすれば何年も使える息の長い素材といえるでしょう。

長持ちさせるポイントは、水(湿気)や汚れからしっかり守ること。革はタンパク質でできていてカビが生えやすいため、使った後は必ず汚れを落とし、万が一濡れたときにはしっかり乾かすことが重要です。

さらに、もうひとつのポイントは油分の補給。人間の肌と同様、適度な油を補うことで理想的なコンディションが保てます。

また毎日連続して使わずに、一度使ったら休ませるというのも、劣化を防ぐコツです。

使った後のホコリや汚れはその日のうちに落とす

革製品を使った後は、柔らかい布でから拭きしたりブラッシングするなどして、ホコリを払いましょう。

  • 手入れ用品はクリーナー、クリーム、保革油、防水剤などさまざま。用途や革の種類によって使い分けましょう。

手垢や汚れには専用の汚れ落としを使います。汚れが内部に侵入すると落ちにくくなるので、汚れたらすぐに落とすのがポイント。

クリーナーは皮の種類によっても異なるので、必ず専用のものを用意し、目立たない部分で試してから使用しましょう。

また雨などで濡れてしまったら、以下のを参考にしつつしっかりケアしてください。

濡れた後の「高湿」は厳禁!

水分や湿気は革の大敵。カビの原因になるだけでなく、水分を吸うと乾燥時に変形しやすくなります。

濡らさないのが大原則ですが、もし濡れてしまったら乾かし方も要注意。急速に乾燥させると革が収縮・硬化して変形してしまうため、アイロンやドライヤー、ストーブなどで急速に乾かすのは厳禁です。

乾かす際は吸水性の高いタオルで表面を軽くたたいて水分を除き、風通しのよい場所で陰干しします。

乾いた後は油分も失われるので、クリームやオイルでのメンテナンスもお忘れなく。

オイルやクリームでのお手入れも定期的に

革には適度な油分が必要で、不足するとしなやかさや強度が失われてしまいます。とくに、日常的に曲げ伸ばしを繰り返す財布などは「ひび割れ」が起きやすく、しかも一度起きると修復できません。

月に一度のペースで、あるいは「ツヤがなくなってきたな」と感じたときなどに、専用のクリームやオイルを使ってメンテナンスを。

クリーニングと保革効果を兼ね備えたグッズなど、ケア用品にもさまざまな種類があるので、用途に合うものを探してみるとよいでしょう。

クリームやオイルを厚塗りするとムラの原因に。柔らかい布などで薄く伸ばしましょう。

シーズンが終わったら…保管の際は「カビ」に注意!

革製品の出番が終わり保管をする際にはカビの発生に要注意。使用中に付着した汗や垢、ホコリなどはカビの栄養源となるので、ホコリは日々払い落とし、保管前には汗や垢もしっかり落としましょう。

中性洗剤を薄めた液で汚れをさっと拭くのも一案です。とくに、衣類の襟元や手首の周りなどは皮脂の汚れがつきやすいので注意して。

また、とにかく水分を残さないことが重要なので、必ず天気のよい日に陰干ししてから保管します。

収納は、ときどき開閉するクローゼットなど、通気性のよい場所へ。風通しのいいところで定期的に陰干しするとさらに安心ですね。

汚れがひどいときは専門業者に依頼してもよいですが、その場合、色や光沢などが変化する可能性があることを承知した上で出すようにしましょう。クリーニング店と事前に相談し、信頼できるお店を選んでください。基本的には自宅での手入れを重視しましょう。

防寒とファッション性を兼ね揃えた革製品はこれからの季節に大活躍。毎年、素敵に着られるよう、しっかりお手入れしましょう。

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