家族写真~記念写真を撮るコツをプロに教わりました。

家族写真~記念写真を撮るコツをプロに教わりました。

2019.05.30 13:50
2019.07.26 15:02
雑記・雑学

ふだんは離れて暮らす家族が集まったり、いつもは一緒に過ごす時間のない親子孫三世代が食卓を囲んだり。家族で集まる機会が多いお盆休みと年末年始、その年の記念にみんなで写真を撮りませんか。

とはいえ、意外に集合写真は難しいもの。多種多様な機能を搭載したデジタルカメラのおかげで少しは楽になりましたが、まだまだ失敗ばかりという人も多いはず。でも諦めることはありません。ひと手間ふた手間かけるだけで、驚くほどよい出来映えに。今回は家族写真を撮るコツをプロに教わります。

今回、お話をうかがったのは写真家の福井隆也さん。20代の頃に旅で訪れたベトナムに惹かれ、街や人をライフワークとして撮り続ける一方で、鎌倉・長谷の古民家で「福井写真室」をオープン。

古民家のたたずまいと自然の光を生かして撮影された写真は、あたたかみのある空気感と自然な表情が魅力的。「家族の大切な日は必ずここで」と決めている人も少なくありません。

まずは家族団欒の場所、家の中で撮る場合。4つのポイントに注意してみましょう。

  • ポイント1:フレーミング
  • ポイント2:自然光をとりいれる
  • ポイント3:露出補正
  • ポイント4:ホワイトバランス

この4点でひと手間かければ、今までとは違う写真が撮れるはずです。

フレーミング

被写体となる人物ギリギリでフレーミングしてしまうと、人物そのものは撮れても家族を取り巻く空気感を写し撮ることはできません。広角レンズを使って、部屋の様子も写していきましょう。レンズを「W」寄りに設定してフレーミングを。

お正月ならば、お飾りやカレンダー、お節料理などが写り込むとお正月らしさが伝わりやすくなりますし、のちのち見返したときにも、いつ撮った写真かを思い出すことができるでしょう。

自然光をとりいれる

室内で撮影するときは、明るい場所で。太陽の光が届く場所がベストです。冬は太陽の角度が低いため、屋内の深いところまで光が差し込みます。窓からの光を正面に受ける状態(順光)で撮りましょう。このとき、撮影する人が光をさえぎらないよう、モニターで確認を。

逆に、窓際に立って家の内側から撮影するのはNG。逆光になって顔が暗く写ってしまいます。

露出補正

最新のデジタルカメラにはさまざまな撮影モードがありますが、基本的にはプログラム設定での撮影がおすすめです。その上で撮影状況に応じて、露出補正とホワイトバランスをコントロールすることで、できあがりを思い描いたイメージに近づけることができます。福井さんに教わったポイントに注意して、練習としてコケシを被写体に撮影してみました。

まず露出補正について。室内など暗い場所で撮影する場合、ついストロボを使いがちですが、人物写真の場合は光の当たらない部分にくっきりとした影ができてしまいます。そこで露出補正の機能を使って画面を明るくします。

+の方向に合わせれば画像は明るく(右上写真)、ーの方向に合わせれば画像は暗く(左上写真)なります。モニターを確認しながら、顔が自然な感じで明るくなるところに合わせましょう。

ホワイトバランス

続いてホワイトバランスについて。光というものは、太陽の光も電球でも蛍光灯でも人間の目には同じように見えますが、じつは光源によって青がかっていたり赤みがかっていたりします。その色を調節するのがホワイトバランスです。

デジタルカメラの場合、機種によりますが自然光(晴天、曇天)、電球、蛍光灯などのモードがあり、どれを選ぶかで画面の色合いが異なってきます。写真は同じ条件のもと、蛍光灯モードで撮ったもの(右写真)と、自然光(晴天)モードで撮ったもの(左)。モニターを確認しながら、より自然なモードを選んで撮りましょう。


最後にもうひとつ、屋外で撮影する場合。じつは人物を屋外で撮影するには、逆光が基本です。被写体に正面から光が当たる順光では、鼻の下や眼孔に影がくっきり。おでこがテカったり、眩しくて目を瞑ってしまったりと、よいことがありません。

ただし、なにもせずにそのまま撮影すると顔が暗くなってしまいます。そこで登場するのが露出補正の機能です。被写体となる人物の顔が自然な明るさになるまで+に合わせていきます。

すると補正前(左写真)に比べて補正後(右写真)は、被写体の表情がわかりやすく、柔らかい印象に。しかも輪郭が輝いて、背景から浮き上がるような仕上がりに。

なお屋外で撮影するには、晴天よりも曇天のほうがおすすめです。光のコントラストが弱く全体に光が回っているため、影や眩しさを気にせず、やわらかい光で撮影できるのです。

この要領で家族写真を撮って、家族の成長記録、写真に撮って残しましょう。

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