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今や日本で花粉症に悩む人は10人に1人(東京都内では5人に1人)、ぜんそくや鼻炎などを含むアレルギー疾患は3人に1人ともいわれ、しかもその数は年々増加中です。
去年まで大丈夫だった人が発症する例も多く、誰しも無関心ではいられません。
関東では2月ぐらいからスギ花粉が飛び始めるため、早めの予防が大切。ハウスダストや花粉をシャットアウトする掃除のコツをご紹介しましょう。
ハウスダストは肉眼で見えないほど微粒のホコリです。繊維クズやペットの毛などのほか、ダニの死骸やフン、カビ、花粉、たばこの煙粒子など体に有害なものが多数含まれています。
床を歩いただけでも舞い上がってしまうため、ただ掃除機をかけるだけでは取り切れません。大切なのは、正しい手順で小まめに掃除すること。
また、「外出から戻ったら建物に入る前に衣類や持ち物についた花粉を払い落とす」「カーペットは防ダニ加工のものを使用する」など、持ち込まない・増やさないための工夫も必要です。
フローリングはダニの温床にならないと思われるかもしれませんが、ある調査では、一般家庭のフローリング表面から採取したホコリには国の基準を上回るアレルゲンが含まれることがわかりました。
また、カーペットはホコリを吸着しますし、防ダニ加工など適切な素材を選んで掃除を徹底すれば、必ずしも「悪者」とは限りません。
どちらがいいか一概にはいえませんが「フローリングなら安心」というわけではないようです。
また、フローリングは掃除中にもホコリが舞いやすいので、次項を参考にしてみてください。
床掃除はどんな順番で行っていますか?
じつは「掃除機→水拭き」はおすすめできません。掃除機をかけると床のホコリが排気で舞い上げられて浮遊するため、その後に水拭きをしても効果は半減するのです。
掃除機よりも、まずは濡らした雑巾やワイパーでの拭き掃除を徹底して。棚やテレビも拭き掃除を基本とし、布やカーテンなどには粘着ローラーを利用してもよいでしょう。
ホコリが舞っていない時間帯(起床後や帰宅直後)に、「上から下へ」「静かにホコリを拭き取る」という手順がおすすめです。
ハウスダストはどこにでも存在しますが、とくに気をつけたいのは寝室。布団や枕はダニが最も好む場所です。
しかも寝具は口や鼻と密着するため、寝返りを打つたび有害な物質が体内に侵入することに…。
天気のいい日に布団を干すのも有効ですが、それだけでは不十分。熱を嫌うダニが布団の表面に逃げてくるので、そこに掃除機をかけて吸い取るのです。
外に干すと花粉がつくというデメリットもあり、いずれにしても「干した後は掃除機で裏・表を吸い取る」ことが重要です。布団乾燥機を使うのもよい方法です。
掃除機は布団の両面にそれぞれ1分以上かけます。かけにくいときは布団用ノズルを利用しても。
花粉症もアレルギーも予防するには掃除が肝心。ホコリはためこまず、キレイな空気を保ちましょう。
2019.10.28 17:44 | |
2019.10.28 17:44 | |
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