失敗しない「ホームクリーニング」のコツ

失敗しない「ホームクリーニング」のコツ

冬の間に活躍したセーターやコート。すべてクリーニングに出すと費用もかさむので、上手にホームケアしたいですね。

風合い命のニット類も、水洗いできるものなら家庭での洗濯が可能です。

冬物衣類の汚れを落とし、縮みや型くずれを防ぎつつ、虫に食われないための洗濯・保管のポイントをご紹介します。

自宅で洗えるかどうかを絵表示でチェック

型くずれの心配なコートやデリケートな衣類は、信頼できるクリーニング店に任せたほうが安心ですが、セーターやカーディガンなどは家で洗濯できます。まず、衣類についている絵表示をチェックして、自宅で洗えるかどうかを確認しましょう。

自宅洗いOK
左は「洗濯機洗いOK」、右は「手洗いOK(洗濯機はNG)」。中の数字は「この温度を上限とした水で洗う」という基準。「絶対30度で」という意味ではない。これらのマークの下に「弱」とあれば洗濯機の弱流、または弱く手洗いし、「中性」とあれば中性洗剤(いわゆるおしゃれ着用洗剤)を使って。
水洗いは不可
水洗いできない衣類はクリーニング店に出すのが原則だが、おしゃれ着専用の洗剤を使えば自宅でも洗える。ただし、あくまで丁寧に、優しく。レース・刺繍の装飾がついているもの、しわ・エンボスなどの加工、風合いを損ねそうなものはやはり専門店へ。
ドライクリーニングできる
水をほとんど使わずドライ溶液で洗うのがドライクリーニング。このマークは「ドライクリーニングができる」という意味で、自宅で洗ってはいけないわけではない。「溶剤はパークロルエチレン又は石油系のものを使用する」という意味も含まれる。「セキユ」の表示があれば石油系の溶剤のみ使用可。

手洗いは中性洗剤を使い、ぬるま湯で優しく押し洗い

ニットの洗濯には中性の専用洗剤を洗います。絵表示にある温度以下のぬるま湯に中性洗剤を溶かし、20~30回ほど優しく押し洗い。

すすぎは、洗うときと同様に押し洗いで2~3回行います。急激に水温が変わると型崩れの原因になるので、洗いもすすぎも同じ温度のお湯を使いましょう。

お好みで柔軟剤をプラスしても。洗濯機で30秒~1分ほど脱水したら、両手で軽くたたいて形を整え、平らな場所に広げて陰干しします。

型くずれを防ぐため、平らな場所に広げて形を整えましょう。必ず陰干しに。

洗濯機で洗う時はネットを使い、弱い水流でふんわり仕上げ

プレーンなセーターなどは洗濯機で洗えます。説明書を見て、「ドライ」「ソフト」「ウールおしゃれ着」など、ふさわしいコースを設定しましょう。

手洗いと同じく、洗剤は中性で、30度程度のぬるま湯を使います。ボタンのあるものは留め、裏返しにしてたたんでから、洗濯ネットへ。

襟や袖など汚れの目立つ部分は表側にしてたたむとよいでしょう。マフラーやストールなどのフリンジ部分は内側になるようにネットへ!

柔軟剤をプラスするとふんわり仕上がり、静電気も防げます。干し方は手洗いと同様に。

汚れが目立つ場所は部分洗い

手洗いでも洗濯機でも、襟や袖など汚れが目立つ部分は先に洗って。中性洗剤入りのぬるま湯に汚れた部分を浸し、汚れをつまんで軽く押し出すように洗います。ゴシゴシ揉んだり長時間つけたりはNG。シミを落としたい場合、塩素系漂白剤は厳禁です。酸素系で色落ちチェックをしてから挑戦するか、難しい場合は専門店へ。

来シーズンも美しく着られるよう、きっちり保管

ニット類の収納はかさばるのが難点。たたむより丸めたほうがコンパクトにまとまります

  • セーターは袖を内側に折りたたみ、襟元から裾に向けて巻きます。

引き出しにしまう際は折り山を上にして入れ、必ず防虫剤を。防虫剤は主成分ごとに「樟脳系」「ナフタリン系」などいくつかありますが、ポイントは同じ種類を使うこと。

違う成分を一緒に入れると化学変化でシミの原因になることも…。ほかの防虫剤と併用できるものもありますが、基本は同じ種類を使うのが無難です。

また、防虫剤の成分は下に沈むので、衣類の上に置くのが効果的。直接衣類に触れないよう、包まれた製品を選ぶか、紙か布に包んで使いましょう。

仕上げのひと手間でふっくらと

陰干しした後、収納前にスチームアイロンをかけると仕上がりに差がでます。衣類から少しアイロンを浮かせ(密着させない)、形を整えながらスチームアイロン。弾力が回復して、風合いが戻ります。

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