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「明かりの表情」を変えてみると、お部屋の雰囲気はぐっと変わります。照明にはさまざまな種類があるので、場所や用途、好みに合わせて、ふさわしいものを選びたいですね。
たとえば、勉強部屋や作業部屋などはフラットで明るい照明がおすすめですし、ゆっくりくつろぎたいリビングには暖かみのある色の照明を設置すると秋らしさを満喫できます。
秋の夜長を素敵に過ごす照明術、ぜひ取り入れてみましょう。シックな装いが似合う秋、室内の照明も衣替えしてみませんか。
シーリングライト | ペンダント | ダウンライト | シャンデリア |
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照明の役割には、部屋全体を明るくする「主照明」と、明るさを足したり雰囲気を演出したりする「補助照明」があります。
主照明は、天井にじかに付けるシーリングライト、埋め込むダウンライト、吊り下げるペンダント、シャンデリアなど、設計の段階から組み込まれることが多いのですが、その器具にどんな電球を付けるかで印象はかなり変えられます。
次項の「蛍光灯」か「白熱灯」を参考に、電球の種類を選んでみてください。
また補助照明は、天井や壁に付けるスポットライトや、床に置くスタンドタイプ、窓際に置くアッパータイプなどを、好みに合わせて後から追加できるので、気軽に活用できそうです。
これからの季節は、キャンドルの性質に似た白熱灯がおすすめ。夕暮れを思わせるオレンジ色で、影ができやすいという特徴があります。
一方、蛍光灯の白っぽい色は太陽光に近く、人間が活発に動くのに適した色。そのため、病院や学校、事務所など均質でフラットな光を必要とする場所には蛍光灯が多く、ブティックやホテル、高級レストランなどは白熱灯で陰影のある空間を演出しています。
家庭でも同様に、子どもの勉強部屋には蛍光灯、ダイニングや寝室は白熱灯(暗いと感じる場合は補助照明をプラス)というように使い分けるとよいでしょう。
くつろげる照明といえば「間接照明」。光源からの直接光ではなく、スタンドやスポットライトなどを壁や床、天井に当て、その照り返しで明るさを得る方法です。やわらかい光でリラックス効果が高く、明るさに濃淡ができるため空間演出も自在。
「初心者」はまずソファの横にスタンドを置いて、その明かりだけで過ごしてみましょう。ポイントは、自分を直接照らさない位置に光源を置くこと。部屋全体はふだんより暗くなりますが、就寝前の時間を暗い部屋で過ごすと寝つきがよくなるという効果もあります。
和・洋・アジア風とさまざまな器具があるので、お部屋の雰囲気に合ったものを探してみては?
間接照明でくつろぎながら読書も楽しみたい…そんなときは、手元を明るく照らすスタンドを併用しましょう。インバーター方式の蛍光灯か、白熱灯の一種であるハロゲンランプなら、光のちらつきが少なく目に優しいので、読書向きです。角度調整がしやすいスタンドを使って、本に光の照り返しや影ができないよう工夫しましょう。
暖かみのある明かりの下、音楽を聴いたり、ワインを飲んだり…。秋の夜長を存分に満喫する照明術、ぜひ試してみてくださいね。
2019.10.13 12:49 | |
2019.10.13 13:29 | |
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