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秋の夜長をのんびり過ごしたいとき、肝心のお部屋が散らかっていては、やはり落ち着けないものです。くつろげる空間を作るときには、日々の掃除な整理整頓がもちろん欠かせませんが、インテリアの色使いも重要なポイントとなります。
秋にふさわしいくつろぎ空間を作るためのカラーコーディネートについて考えましょう。
お店で好きな家具を選んだのに、いざ置いてみたら合わなかった、という経験はありませんか?
色は周囲とのバランスで印象が変わりますし、1個1個は洗練されていても、異なる色が混在すると統一感がなくなります。
このように、色が及ぼす影響は多大。まず、色の基本について学びましょう。
色には色相・明度・彩度の3要素があります。
お店で「かわいい」と感じた赤いソファも、周辺との組み合わせによってはごちゃついたイメージに。
無彩色以外の、色相を持つ各色の中で最も彩度が高くにごりのない色を配列した図を「色相環」といいます。
たとえばこの中から一色を選び、明度や彩度を変えて同系色で組み合わせれば、無難でまとまりやすいコーディネートに。
物足りないという人は、隣り合う色(類似色)でメリハリを付けてもよいでしょう。
対角線上にある色は反対色なので、少しハードルは高くなりますが、うまくいけば個性的なインテリアが完成しそう。落ち着かない場合は全体のトーンを下げるか、ベースの色を無彩色にしてみては?
家具や雑貨を買うときはただ好きな色を選ぶのではなく、部屋全体のバランスを考えることが大切です。
色の構成比は、ベース70%、メイン25%、アクセント5%が望ましいとされています。
色は様々な心理的効果を与えます。たとえば赤、オレンジ、黄色などの暖色系は暖かさを、青や青緑などの寒色系は冷たさを感じさせます。
寒い季節や北向きの部屋には暖色系がおすすめですが、気持ちを高ぶらせる働きもあるのでリビングや寝室で使う場合はトーンを落とすのがポイント。
一方、寒色系は気持ちを落ち着けるので寝室向きです。狭い空間を広く見せる効果もあり、トイレや洗面所にも適しています。
また、ベージュ系は落ち着く色なので、リビングに用いるのも一案。観葉植物の緑を加えたり、照明やキャンドルを効果的に使ったりして、くつろげる空間にしてみてください。
寝室は、落ち着いてリラックスできることが大切。色数をなるべく抑え、ブルーやラベンダー系で統一してみましょう。寝具の柄も控えめに。
季節の変わり目、クッションカバーやスリッパなどの小物を秋の色合いに交換するだけでも、気分が変わりますね。
2019.10.13 13:26 | |
2019.10.13 13:28 | |
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