大人世代のライフスタイル提案メディア
かつて「靴下」といえば「靴の引き立て役」という印象で、私自身も黒かグレーの、邪魔にならない色ばかり履いていました。
ところが!
「アンティパスト」を知ってからというもの、靴下をメインにその日のファッションを決めることもあるほど。引き立て役どころか、主役級の存在感を誇る靴下なのです。
今回は、私が少しずつ買い集めたアイテムをお見せしつつ、世界にはばたくアンティパストの魅力をご紹介します。
アンティパスト(ANTIPAST)は1992年に誕生したソックスブランド。プリントと染め・織りのテキスタイルデザイナーだった、ふたりの日本人女性が立ち上げたものです。
イタリア語で「前菜」を意味するブランド名は、メインである洋服の味を刺激的に引き立て、食欲をそそるような前菜的アイテムにしたいという思いが込められているとか。
靴下というと「消耗品」「丈夫」というイメージがありますよね。なのにアンティパストときたら、極細の糸で編まれたシースルーや繊細なレースが織り込まれたものなど、消耗品という印象は皆無!
1足2,000円以上するので決して安い買い物ではありません。けれど、「3足1,000円」では得られない満足感があります!
それもそのはず。アンティパストは、同じ柄を大量生産するのが当たり前だった靴下業界の「常識」を打ち破り、小ロットでいろいろなデザインを・・・という試みを初めて実現させたブランドなのです。
初めてゆえ、最初は業者にも断られ続けたといいます。紆余曲折を経て小ロットでも引き受けてくれる業者が見つかり、こうしてようやく、テキスタイル開発からすべてを手がける、主役級靴下ブランド「アンティパスト」が誕生したのです!
靴下の常識を越えたアンティパストの商品は各国で高く評価され、今やNY、ミラノにも支店を持ち、バーニーズNY本店をはじめ、海外の有名セレクトショップの9割が取り扱っているのだとか。
アンティパストがシーズン毎に発表するアイテム数は膨大。でも、小ロットのため1アイテム毎の生産数はわずかなので「これ、かわいい!」と思ったら迷わず即買い!です。
私は何年前にセレクトショップで初めて見かけ、「か、か、かわいい!!」と大いに衝撃を受けました。これは、その頃に買ったうちの1足。
アンティパストは繊細なので、基本的に手洗いしています。大切に扱うおかげか(かわいいので大切にせざるを得ません!)何年経ってもちゃんと履けていますよ〜。
それ以降も、文字通り一目惚れの連続で、毎シーズン少しずつ買い足しては、大事に大事に履いています。本当に気に入った柄は色違いで「大人買い」することも。これは2009年の春先に買った「HENNA」という名の靴下。
ヘナのタトゥーをイメージしたというエレガントなデザインがとても気に入ったので、黒とシルバーも買っちゃいました☆
私は、靴をたくさん持っているほうではありません。でも、かわいい靴下があれば、足下のオシャレは楽しめます。いくら「主役級靴下」といっても、靴に比べれば相当安いですからねぇ。
冷え性なので夏でも「素足にサンダル」ということは滅多になく、透け感のある素材や、くるぶし丈、カバーソックスなどを履きます。アンティパストはタイツもかわいいし、ニーハイレングスもあるのでそれこそ1年中、足下を個性的に彩ってくれるのです。
いつか、365日、毎日違うアンティパストを履けるくらいに揃えてみたいなぁ、とひそかな野望を抱いている私です♪
アンティパスト自体のショップはないので(できてほしい!)、購入はセレクトショップかインターネットで。ソックス以外の小物や洋服も増えていて、それもかわいいですよ。
2019.09.25 22:05 | |
2021.07.05 12:19 | |
住い・生活 | |
お洒落, ファッション |