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日増しに暖かくなり、お散歩が気持ちいい季節になってきました。道端や公園、近所の家の庭などではいろいろな花が咲いていますが、花の名前がわからないことも多いですよね。
そんなとき、便利で楽しく使えるのが植物図鑑アプリ。スマホのカメラに写った画像を人工知能・AIが認識して花の名前がわかるものや、撮影した画像を投稿して教えてもらえるものなど、さまざまな機能を持つアプリがあります。
今回は、お散歩中の楽しみが増え、花の知識を増やせるおすすめ無料アプリをご紹介します。
ひとつめは、植物専用SNSアプリ「GreenSnap(グリーンスナップ)」。スマホで撮影した花や植物の名前がわかるのはもちろん、花・植物好きのユーザーと情報共有して楽しめる機能や、植物を育てたい人のための情報も得ることができます。
お散歩中に撮影した花や植物の名前を知りたいときには「教えて!カメラ」機能で人工知能が名前を教えてくれます。正確な名前にたどりつけない場合でも、写真を投稿・公開するとユーザーに教えてもらえます。
実際にやってみると、人工知能の回答が数種類と、ユーザーからの回答もすぐに送られてきました。その花について投稿された写真一覧も見られるので判別しやすく、花についてあれこれ知ることができます。
撮影した花についてもっと知りたいときは「育て方を調べる」を選び、植物図鑑から検索します。栽培難易度や植え付け時期、開花時期など育て方がくわしく載っているので、ガーデニングをする際に役立ちます。
撮影した写真はマイページに記録されるので、植物の成長記録として使うこともできます。ずらりと並んだ写真を見ると「この花を探してみよう」「こんな植物を育てたい」というアイデアが湧いてきます。
また、GreenSnapアプリには、毎日「今日のお花」の通知が届きます。花言葉とともに花の投稿写真を見ることができ、毎朝のちょっとした楽しみになります。読み物も豊富なので、スキマ時間に読むと知識が増え、楽しみが広がっていきそうです。
次にご紹介するのは、千葉工業大学の人工知能・ソフトウェア技術研究センター「STAIR Lab」が開発した「ハナノナapp(iPhone版|android版)」。アプリを起動し、花にかざすだけで名前が出てきます。
シンプルで簡単なので、多くの機能を使いこなすのは苦手という方でも手軽に楽しめるのが特徴。現在、770種類の花の識別ができます。
サーチモード(写真左)にすると、スマホのカメラに写っている花の名前(複数の花でも可)が出てきます。名前の下の数字は、人工知能がその判定にどれくらい自信を持っているかを表しています(100%に近いほど自信あり)。判定精度(フィルター精度)を上げると自信のある判定のみが表示され、精度を下げると自信のない判定も表示されます。
撮影モード(写真右)にすると1つの花の名前が表示され、写真を撮れます。
撮影後は保存して、SNSでシェアすることやメールで送ることが可能。花の名前付きで保存されるので、並べると植物図鑑になります。
実際に使ってみると、シンプルながらも楽しみがいろいろありました。1つは、道端に咲いている花の多さに驚き、カメラを向けると名前が出てくるので、いつものお散歩がぐっと楽しくなったことです。
また、別の楽しみ方も発見。ハナノナappは花の識別精度は高いのですが、花以外は認識しないので、似た形のものが花に判定されることがあります。犬の写真が「ヤマモガシ」に判定されるなど、その違いに笑ってしまいました。
普段は何気なく通っていた道も、花を探しながら歩くとなんだかわくわくしてきます。今回ご紹介したアプリで名前を調べ、お子さんと一緒に花の勉強をしたり、自分だけの植物図鑑をつくったり、SNSで友達や多くの人と共有するなど、楽しんでみてはいかがでしょうか。
2021.03.19 18:35 | |
2021.06.28 19:49 | |
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