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9月にスタートし、2021年3月末まで実施される「マイナポイント事業」。期間中、マイナンバーと紐づけたキャッシュレス決済でチャージや買い物をすると、還元率25%(ひとり上限5,000円分)のポイントをもらえる制度で、2万円分のチャージや買い物で5,000円のポイントが付与されることになります。
すでにポイントを受け取った方も多いと思いますが、「マイナンバーカードを持っていない」「手続きが面倒、複雑でわからない」などの理由で利用していない方も多いですよね。そこで今回は、まだ利用していない方に向けて利用方法やメリットを解説していきます。
マイナポイントの受け取りには、前提としてマイナンバーカード(顔写真・ICチップ付きカード)が必要です。スマホ、パソコン、証明写真機、郵送のいずれかの方法によって無料で申請できます。
「必要性を感じない」「情報漏えいが心配」「身分証明書になるものはほかにある」などの理由でマイナンバーカードを取得しない方もいます。しかし、マイナンバーカードにはさまざまなメリットがあり、今後はさらに便利な場面が増えていく見込みです。
現在、マイナンバーカードでできることには、
などがあります。2021年3月からは健康保険証として利用できるようになる予定です。
新型コロナウイルス対策の「特別定額給付金」のオンライン申請にもマイナンバーカードが必要でしたが、申請手続きのトラブルやパスワードを忘れて何度も入力してロックがかかってしまったなどの問題が発生しました。しかし今後は、スムーズに行えるようになってくるでしょう。
さて、マイナンバーカードを取得したら、マイナポイントの予約(マイキーIDの発行)と申し込みをしましょう。ここでは簡単にご紹介しますが、具体的なやり方は「マイナポイント事業ホームページ」に動画が載っているので、見ながら行うとわかりやすいです。
スマホから予約する場合、Androidは「Google Play」、iPhoneは「App Store」から、「マイナポイントアプリ」をインストールします。パソコンの場合は、「マイキープラットフォーム」のページにアクセスし、「マイキーID作成・登録準備ソフト」をインストールします。
続いてスマホの場合は、アプリを起動してマイナンバーカードをスキャンします。パソコンの場合はICカードリーダライタを準備し、マイナンバーカードをセットして読み取ります。その後、マイナンバーカードの4桁のパスワード(暗証番号)を入力して予約を完了させます。
スマホやパソコン以外に、全国の市区町村窓口や郵便局、コンビニ、携帯ショップなどに設置された支援端末からも予約・申し込みができます。ホームページにて設置場所を確認しましょう。
マイナポイントの予約ができたら、そのままアプリや準備ソフトから申し込みへと進めます。ここで、紐づけるキャッシュレス決済サービスをひとつ選択することになります。一度登録した決済サービスは変更できないので、あらかじめ考えておくことが大切です。キャッシュレス決済を利用していない方は、サービス利用の事前準備が必要です。
決済サービスを選択し、必要事項を入力すれば申し込み完了。この後、選択した決済サービスでチャージや買い物をすると、マイナポイントが付与されます。
選択できる決済サービスには、さまざまなものがありますが、選ぶポイントは、「普段利用している」「多くの店で使える」「キャンペーンなどマイナポイント以外の特典が魅力的」などが挙げられます。
日ごろよく利用する店で使える決済サービスであれば、マイナポイントを早めに受け取ることができ、そのポイントを買い物に利用できるので無駄がありません。キャッシュレス決済を使っている方は最も利用する決済サービス、使っていない方は今後利用する確率が一番高い決済サービス、マイナポイント事業が終わっても使い続けられるものを選択しましょう。
マイナポイントの対象となるおもなキャッシュレスサービス | ||
---|---|---|
クレジットカード デビットカード |
電子マネー プリペイカード |
QRコード決済 |
楽天カード,dカード au PAYカード イオンカード オリコカード エポスカード 三井住友カード JNB Visaデビット など |
Suica,PASMO,ICOCA WAON,nanaco 楽天Edy,LaCuCa コーナンPay Kyash,mijica ぽぺたんカード など |
PayPay,LINE Pay 楽天ペイ,メルペイ d払い,au PAY ゆうちょPay,FamiPay りそなウォレットサービス など |
2020年9月30日現在
マイナポイントの申し込みは今年7月より開始され、9月の利用開始に合わせて各キャッシュレス決済サービスが独自のポイント上乗せキャンペーンを行っています。8~9月で終了したキャンペーンもありますが、引き続きお得なキャンペーンが実施されているので、利用している・利用したいサービスのキャンペーン内容をチェックしましょう。
マイナポイント事業に合わせた上乗せキャンペーンは、PayPay、au PAY、d払いなどのQRコード決済はそのほかのキャンペーンも豊富です。また、よく利用するお店で買い物するとポイントが貯まるクレジットカードや電子マネー、携帯料金と合算してポイントが貯まる決済サービスなど、利用頻度とお得度(ポイントの貯まりやすさ)を考えて選ぶといいでしょう。
サービス名 | 上乗せポイント | キャンペーン内容 |
---|---|---|
d払い | 最大1,000円分 | マイナポイントに申し込み、チャージまたは買い物で5%還元・最大1,000円分付与 |
au PAY | 最大1,000円分 | マイナポイントに申し込み、チャージするとチャージ額に5%上乗せで最大1,000円分付与 |
メルペイ | 最大1,000円分 | マイナポイントに申し込み、本人確認完了後、メルカリの買い物で5%付与・最大1,000円分付与 |
LINE PAY | 最大割引5,000円分 | 2020年11月25日までのマイナポイント申し込みで10%OFFクーポンを2枚付与(割引上限は1枚あたり2,500円分) |
WAON | 最大2,000円分 | マイナポイント申し込み、チャージで10%付与・最大2,000円分付与 |
Suica | 1,000円 | JRE POINTにSuicaを登録し、マイナポイントに申込みで1,000ポイント付与 |
ゆうちょペイ | 1,500円 | マイナポイントの申込みで1,500ポイント付与 |
記載のないキャンペーン期間は~2021年3月31日予定
2020年9月30日現在
マイナポイント対象者に年齢制限はなく、未成年者のお子さまのマイナポイントを法定代理人(親)の決済サービスで申込むことも可能です。ただし、家族のマイナポイントを同じ決済サービスで申込んで合算することはできません。親名義の異なる決済サービスを選択する必要があります。
マイナポイント事業は来年3月まで続きますが、予約者数が予算の上限に達した時点で終了の可能性があるので、申し込み・利用はお早めに。
また、「スマホに不慣れで申込みができない」「手続きの方法がよくわからない」という方は、市区町村窓口などでサポートが受けられる場合が多いので、ご確認のうえ活用するといいでしょう。
今後利用する場面が増えてくるマイナンバーカードやキャッシュレス決済をこの機会に準備し、使えるようにしてみてはいかがでしょうか。
2020.10.08 19:50 | |
2021.08.28 20:03 | |
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