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今の世のなか、サステナブルな暮らしへの転換は地球規模で取り組むべき課題。限りある資源をこのまま使い続ければ、また環境に大きな負荷を与える暮らしを続ければどうなるのか......。
地球温暖化に伴う気候変動、環境破壊や生物多様性の損失をはじめとする問題は遠い将来のことではなく、今まさに限界に達そうという状態。事態は極めて深刻と言わざるを得ません。
そこで必要となるのが、私たち一人ひとりの取り組みです。企業レベルでの大きな取り組みもはじまっていますが、個人や家族単位の取り組みは不可欠。一人ひとりができることは小さくても、実行する人が増えれば「塵も積もれば山となる」の言葉通り、大きな成果を生み出します。
レジ袋を使わずエコバッグやマイバスケットで買い物をする、ペットボトルのドリンクを買わずタンブラーでドリンクを買う、輸送エネルギー消費プラス二酸化酸素放出のダブルパンチとなる輸入食材でなく地元産食材を選ぶなど、灯りを長持ちするLEDに変えるなど、今日からでも個人でできる取り組みは山ほどあります。
そのひとつが家庭での消費エネルギーの見直し。これから寒くなる今の季節、特に取り組みたいのがエアコンです。
電力消費量を夏と冬で比べると、多くの家庭では冬の方が大きくなっています。その大きな原因がエアコン。冬場は夏場よりも外気温と室内の設定温度の差が大きいため、より多くの電力を必要とするのです。
ただし電力を節約したいからといって我慢は禁物。体を壊してしまっては元も子もありません。あくまで快適さを保ちながら、エアコンを上手に使いこなして消費エネルギーを小さくすること。そこで、今日からできる5つのアクションをご紹介しましょう。
まず取り組みたいのが「自動運転」です。スイッチをこまめにオンオフや弱運転するよりも、自動運転で一気に室温を上げて、設定温度をキープする方が電力は小さくて済むのです。
さらに暖房効率を上げるため「こまめなフィルター掃除」を。
フィルターが詰まるとエアコンの性能はガクッと下がり、余分な電量を消費します。お部屋掃除をこまめにしている家庭でも、ペットの毛やホコリなどはどうしても舞い上がります。2週間に1度を目安にフィルター掃除するだけで、電力がずいぶんと節約できるのです。
一方で、温めた空気を冷やさない工夫も大切です。そのためには外気の影響を一番に受ける「窓の断熱を行って、冷気をシャットアウト」。断熱素材のカーテンに変えることや、窓ガラスに断熱シートや断熱フィルムを貼るといいでしょう。
また、暖まった空気は上に上がる性質を持っているため、天井に近いところばかり暖かくなって床に近いところは寒くなる傾向があります。その状況を解消してくれるのが「サーキュレーター」。暖かい空気を室内に循環させると、体感温度が変わります。
最後にチェックしたいのは見落としがちな「室外機周りの整理」。室外機の周りに物が置いてあると暖房効率が下がります。プランターや植木鉢などを置いている方はさっそく整理しましょう。
これだけクリアしたら、この冬の消費電力は下がるはず。そして電気代もお得に! 地球とお財布に優しいサステナブルな取り組み、今日からわが家でも始めましょう。
2021.11.19 22:14 | |
2021.11.19 22:16 | |
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