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室内に植物があると、なんとなく気持ちが落ち着くもの。切り花ももちろんいいけれど、鉢植えなら、より「育てている」感があって、愛着がわきますよね。
今回おすすめしたいのは、ご存じ、サボテン。「葉、茎、根の中に水分を蓄えた植物」の総称である、多肉植物のカテゴリーに含まれる植物です。
大きくとらえると多肉植物の種類は3万以上ともいわれ、サボテンだけで考えてもなんと5,000種類以上!
日本で手に入るのはそのうちの一部に過ぎませんが、それでも近年の多肉・サボテン人気のおかげで、植物そのもののカタチはもちろん、植える鉢もインテリアとしてふさわしい素敵なものが増えています。
小さなまるっこい姿が愛らしくて、眺めているだけでほっこりしてしまうサボテン。なぜサボテンがあんなに個性的な姿になったかというと、砂漠の厳しい環境の中で乾燥から身を守るために、少しずつ「進化」していった結果なのです。
つまり、サボテンにふさわしい生育環境は、日光が十分に当たり、必要最低限の水が与えられる場所、ということになるでしょう。逆にいえば、適度な日光を与えてさえやれば、水は控えめでOK。
むしろ、あげすぎると枯らしてしまいます。だから、ほかの観葉植物のように、鉢底に穴がなくても大丈夫。室内に置いて、インテリアの一部として楽しむのもおすすめです。
上の写真のように、小さな温室に入れてベランダに置いておくのも素敵です。環境的にも、サボテンが好む状況を保ってあげられます。
サボテンや多肉植物は種類が実に豊富なので「強光が不要で、室内でも十分に育つもの」「弱い光を好むのでカーテン越しの窓辺がいいもの」「ベランダなど日当たりのいい場所を好むもの」などなど、特徴もさまざまです。初心者でも育てやすいものがたくさんあるので、専門店やインターネットなどで調べてみるとよいでしょう。
基本的には
というようなことを守ってあげてください。
さて、ひとつ前の写真は春先に撮ったサボテン。そして!同じものが夏になるとこんな花を咲かせました。サボテンの花ってシロウトではなかなか咲かせられない、と思っている人も多いかもしれませんが、ある程度の大きさに成長したサボテンはけっこう咲きます。
そして一度咲くと、毎年美しい花を見せてくれます。植え替えは年に一度でいいし、水は2ヶ月に一度くらい。ほぼほったらかしなのに、こんなにかわいい花が咲くのです。なかなか見事ですよね!
開花年齢に達しないと咲かないので、待ちきれない!という人は、お店ですでに花やつぼみを付けているものを選ぶのも手。また、花が咲きやすい種類というのもあるので、その種類を探すのもおすすめです。
お部屋に置いておくと、気持ちがなごむサボテンのお話しでした。
2019.06.12 16:05 | |
2019.07.26 15:27 | |
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