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新型コロナウイルス感染拡大防止のため、在宅ワークが増えている昨今。自宅にこもって仕事をすることによって「運動不足になり、座りっぱなしで肩や腰が痛い」「家族がいるので仕事に集中できずイライラする」「家事が増えて疲れる」などさまざまなストレスが溜まり、心身の不調を感じている方も多いと思います。
そこで今回は、日々の疲れを癒やしてくれる「エプソムソルト」の入浴法をご紹介します。ハリウッドセレブをはじめ、芸能人やアスリート、お医者さんにも愛用者が多く、美容法、健康法のひとつとして注目されているので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
エプソムソルトは塩ではなく、海水にも含まれるミネラルのひとつ「硫酸マグネシウム」を成分としています。この成分は温泉のなかにも含まれていることが多く、温浴効果が高いのが特徴。天然の成分なので、赤ちゃんやアトピーの方でも使用できると言われています。
マグネシウムは体内で合成できず、食べ物などから摂取しなければなりませんが、現代の食事では不足しがちであり、過度の飲酒やストレスはマグネシウムの吸収を妨げてしまいます。
また、マグネシウムはカルシウムとの摂取バランスが大切で(マグネシウム1:カルシウム2が理想的)、摂取不足によって心臓病や高血圧、うつ病、不眠などさまざまな病気を引き起こす原因になると言われています。
エプソムソルト入浴は、マグネシウムを皮膚から効率よく取り込むことができるので、心身の不調の改善に役立つのです。
エプソムソルトは、普通の入浴剤と同じように使います。使用したのは、100%国産の浴用化粧品で、原料元である岡山県玉野市のふるさと納税の返礼品としても使われている人気商品「Sea Crystals(シークリスタルス)」です。
39~41度のお湯150Lに約150~300g(付属のスプーンで5~10杯)、一般的な浴槽200L前後の湯量の場合は、約200~400g(付属のスプーンで7~13杯)のエプソムソルトを入れます。お湯に対して0.1%以下では効果が薄く、目安は0.2%(海水と同じ)です。よく混ぜたら10~20分、湯船に浸かります。20分より長いと、のぼせなど身体に負担をかけてしまうことがあるそうです。
実際に試してみると...エプソムソルトは入れるとすぐに乳白色になり、無色透明に戻ります。香りもなく、何も入れないお湯と同じようなので、最初は効果があるのかどうかわかりませんでしたが、だんだん汗が出てきて、身体の温まり方が全然違うと感じました。入浴後も汗が出て、温泉に入ったときのようにぽかぽか感が続き、肌はサラサラ、気分もすっきりしました。
エプソムソルト入浴は代謝をアップさせて発汗を促すので、入浴後は身体がほどよく疲れた状態になります。飲食後(特に飲酒後)の入浴は避け、入浴後は水分補給してゆっくり休むことが大切です。
エプソムソルト入浴でマグネシウムを吸収することによって、さまざまな効能があると言われています。身体が温まり、汗をかくことで老廃物を輩出するデトックス作用、血流がよくなり、肩こりや腰痛、筋肉痛など痛みの緩和、神経の興奮を鎮める働きでイライラや不安、月経前症候群を緩和する作用もあるそうです。
エプソムソルトは湯船に入れる以外に、肌の汚れや角質をとるボディスクラブとしても使えます。かかとや肘などガサガサしている部分に直接なじませてやさしくマッサージすると、つるつるの肌になります。マッサージオイルに混ぜて使うのもいいでしょう。また、クレンジングクリームに混ぜて小鼻のまわりなどをマッサージすると、毛穴の黒ずみがとれてきれいになります。
忙しくてお風呂に浸かれないときは、足湯をしてみましょう。お湯約10Lに対して約45g(付属のスプーン1杯~1杯半)を溶かし、15分~20分浸ると、身体が温まって疲れがとれ、リラックスできます。むくみや冷え性で悩んでいる方には特におすすめです。
エプソムソルト入浴は、最初の2週間は毎日、その後は週2~3回の使用を継続すると、より効果が得られるそうです。無香料タイプのほか、アロマの香り付きなどの商品もあるので、自分の好きな香りを選ぶとリラックス度がアップするでしょう。
外で働く方は疲労が大きく、在宅ワークでは身体の不調も起こりやすく、不安やストレスの多いこの時期。明日も元気に過ごせるよう、ゆっくりお風呂に浸かって心身の疲れをリセットしてみてはいかがでしょうか。
2020.05.07 19:01 | |
2020.05.07 19:03 | |
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