グリーンジュースとグリーンスムージーの違い。野菜や果物をおいしく味わう朝の手軽な一杯を

グリーンジュースとグリーンスムージーの違い。野菜や果物をおいしく味わう朝の手軽な一杯を

グリーンジュース(Green Juice)

ほうれん草や小松菜、ケールといった緑の葉野菜を生のままフルーツや水などと一緒にミキサーで混ぜた飲み物。朝食がわりにこのジュースを飲むことで、美肌やダイエット効果が期待できるともいわれ、美容や健康を気にする女性たちを中心に人気を呼んでいる。

野菜やフルーツ、たっぷり食べていますか?お肉ばかり、麺類やご飯ばかり……という偏った食生活が美容にも健康にもよくないのは誰しも知っている常識ですが、わかっていてもついつい野菜不足になってしまう、という人は多いかも。

たった一度の食事ですべての栄養素をまんべんなく取り入れるのは難しいし、人によって「今はちょっとダイエットが必要かも……」「野菜も肉もいろいろ食べて体力をつけなくては!」など気をつけるべき点も異なるでしょう。短期間で何もかも完璧にするぞ!と気負うことなく、毎日少しずつでも体にいいものを取り入れ(もちろん、量も適度に保ちつつ)、長い目で見て健康に、美しくなりたいものですよね。

菓子パンの代わりにビタミンたっぷりの「飲む朝食

今回ご紹介する「グリーンジュース」は、日常的に不足しがちな野菜や果物をミキサーでジュースにしておいしく飲めるドリンクです。グリーンスムージー、酵素ドリンクなどとも呼ばれ、細かいルールを規定しているものもありますが、「絶対にこうでなければならない!」と厳密に捉える必要はありません。

逆に「これさえ飲んでいれば大丈夫」と過信するのもよくないので、たとえば朝食にカロリー高めの甘い菓子パンを食べるかわりに、毎朝違う種類の野菜や果物を使ったグリーンジュースを1杯だけ飲むことで、少しでも健康や美容の役に立てる。そんな感じで、ゆるやかに考えればよいでしょう。

野菜や果物にはビタミンや食物繊維が豊富なので、長く飲み続けていううちに、美肌や便秘解消などのうれしい効果が得られたという人も。そして何より、グリーンジュースは「おいしい」のが魅力。寝起きに味わうできたてのフレッシュなジュースは、かなりの贅沢感があるのです。

初心者は「フルーツ6:葉野菜4」からスタート

グリーンジュースの基本の材料は、生のフルーツと葉野菜、そして少量の水だけです。ミネラルウォーターを使ってミネラル分も補強したり、カロリーをさほど気にしない人なら牛乳やヨーグルト、豆乳などを使ったりしてもOKです。ミキサーがスムーズにまわるだけの水分があればいいわけですから、グレープフルーツの絞り汁を水の代わりに使うのもおすすめ。

割合にも決まりはありませんが、初心者は「フルーツ6 : 葉野菜4」くらいにすると飲みやすいでしょう。使う葉野菜は小松菜、ほうれん草。水菜、パセリ、チンゲンサイ、モロヘイヤ、ケールなどを、毎日同じものばかりにならないように取り入れましょう。フルーツはバナナ、りんご、いちご、キウイ、みかん、ぶどう、パイナップル、梨、いちじくなどを季節に応じて自由に使い分けてみてください。

野菜も果物も新鮮なうちに!と思うかもしれませんが、旬の安い時期に多めに買っておき、冷凍して使うのもおすすめです。そもそも、最近は「グリーンジュース」と「グリーンスムージー」の定義が混在している語られることも多いようですが、本来「スムージー(smoothie)」とは凍らせた果物や野菜を使ったシャーベット状の飲み物のことなのです。これからの季節、シャーベット状のドリンクはさわやかで飲みやすいでしょうし、すべての材料をあらかじめ小さく刻んでから冷凍しておけば、あとはミキサーにかけるだけなので、忙しい朝のひと手間も減らせます。

ミキサーでつくったグリーンジュースは市販の野菜ジュースと違って、繊維質やつぶつぶ感が少し残っています。そのつぶつぶを噛むようにして味わうのが好き、という人も多いようです。「体にいいから」というのが出発点だとしても、「おいしいから続けたくなる!」というのがじつはとても大切なことかもしれませんね。

ミキサーとジューサー、どっちを選ぶ!

ミキサーとジューサー

ミキサーはその名の通り、材料をすべて粉砕してミックスする道具。食物を丸ごとジュースにするので食物繊維が豊富に残り、ボリュームもある飲み物に。搾りカスが出ないのもメリットのひとつですが、ある程度の水分を足さないといまわらないので「100%ジュース」にはなりません(本文でふれたように、水の代わりにグレープフルーツの絞り汁などを使うのも手)。また、食材の食感がどうしても残るためサラサラのジュースはつくりにくいといえます。

ジューサーは水分だけを搾り取るもの。野菜や果物を絞って、果汁と搾りカスとに分けてくれます。ミキサーと違って水分の少ない材料(にんじんや葉野菜など)もそのままジュースにでき、さらっとした飲み口になります。反面、搾りカスが残るため、それを「もったいない」と感じる人や、使った後の手入れが面倒だという声も。用途や使う頻度、手入れの手間、価格などを考慮して、自分のぴったりの道具を見つけましょう!

2019.07.10 20:39
2019.07.26 09:07
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