料理教室の先生直伝~神田麻帆先生のカンタン料理レシピ

日本料理研究家。京都、大阪、東京で修業後、調理師専門学校で15年勤務する。現在は「キッチンスタジオK」を主宰しながら、料理本の監修、テレビ、雑誌などで幅広く活躍する。

  1. なかはふっくら、外はパリッと香ばしい。鮭の幽庵焼き
  2. いつもの食材も、巻くだけでおいしく大変身!逆ロールキャベツの旨煮
  3. もち米を豚肉で巻いてカンタン!会席アレンジ。飯蒸し
  4. タマネギを炒めず時短!シャキシャキ&ジューシーハンバーグ。野菜たっぷり特性和風ハンバーク
  5. 一度に9品目!体あったか根菜あんかけ。豆腐と冬根菜のあんかけ
  6. ブリの脂と、さっぱりとしたショウガのバランスが絶妙。土鍋で簡単!ブリの炊き込みご飯

なかはふっくら、外はパリッと香ばしい。鮭の幽庵焼き

醤油、ミリンに柑橘類のスライスを合わせた漬け汁(幽庵地)に、お好きな魚を漬けて焼く「幽庵焼き」。冷めても固くなりにくいので、お弁当にもおすすめです!

材料(4人分)
鮭(切り身)…4切れ
塩…適量
レモン…1個
濃口醤油…30cc
ミリン…30cc
水…90cc
作り方
①鮭に塩をふり10分ほどおく。レモンは3~4枚のスライスにし、残りは縦4つに切る。
②濃口醤油、ミリン、水、レモンのスライスを合わせ、漬け汁(幽庵地)をつくる。
③鮭の表面に水分が出てきたら水で塩を洗い流し、②に漬け込む。
④15分経ったら鮭の表面をペーパータオルで軽く抑え、グリルの弱火でじっくりと焼き上げる。
⑤器に盛り、4等分に切ったレモンを添える。

身の薄い鮭であれば漬ける時間は5~10分でも構いません。また、今回はレモンを使っていますが、柚子、カボス、スダチでもOKです。

いつもの食材も、巻くだけでおいしく大変身!逆ロールキャベツの旨煮

長ネギを中心に、キャベツ、豚バラ肉を巻いていく逆ロールキャベツ。血行をよくするだけでなく風邪予防にも効果がある長ネギ、ショウガがたっぷり摂れるので、冬場にうれしい一品です。

材料(2人分)
キャベツ…1枚
豚バラ肉…3枚
塩…適量
コショー…適量
片栗粉…適量
長ネギ(根元から15cm)…2本
シメジ…1/3パック
油…適量
ショウガ(薄切り)…1片
ジャガイモ(4~6等分)…1個
ニンジン(拍子木切り)…1/2本
厚揚げ(4等分)…1/2丁
ミツバ…適量
A.水…3カップ
  塩…小さじ1/4
  濃口醤油…大さじ1
  酒…大さじ3
  味噌…大さじ1
  砂糖…大さじ1/2
作り方
①キャベツを電子レンジ(600W)で1分間加熱し、粗熱がとれたら芯の部分をそいで葉と同じ厚みにする。
②豚バラ肉は両面に塩、コショーをふり、片栗粉をまぶす。
③長ネギは縦半分(太いものは1/4)にし、シメジは食べやすい大きさにほぐす。
④1本分の長ネギにキャベツを巻き、さらに豚バラ肉を巻きつけ、つま楊枝か竹串で縫うように肉を留めていく。
⑤油をひいた鍋に4を入れ、全体に焼き色がつくように転がしながら焼く。
⑥ペーパータオルで鍋の余分な油をふき取り、ショウガ、ジャガイモ、ニンジン、厚揚げ、シメジを入れる。
⑦調味料Aを加え、ひと煮立ちさせてアクを取り、アルミホイルで落しぶたをして野菜が柔らかくなるまで中火で煮込む。
⑧逆ロールキャベツをひと口大に切って盛りつけ、ミツバを添える。

バラ肉は加熱すると縮むので、少し引っ張るようにしながら螺旋状にきつく3重巻きにしていきます。巻き終えたら、爪楊枝か竹串で縫うように肉を留めてください。

もち米を豚肉で巻いてカンタン!会席アレンジ。飯蒸し

白身魚やイカ等ともち米を合わせて蒸すのが一般的な飯蒸しですが、今回は豚のもも肉を使ったレシピをご紹介します。上品な和風あんにからめてどうぞ。

材料(4人分)
もち米…1合
水…170cc
塩(A)…3つまみ
豚もも肉のスライス…200g(10枚)
塩(B)…適量
シイタケ…8枚
キヌサヤ…適量
だし汁…3カップ
濃口醤油…50cc
ミリン…50cc
水溶き片栗粉(片栗粉…大さじ2を、水…大さじ4で溶いたもの)
イクラ…適量
ショウガ(千切り)…1片
作り方
①もち米をとぎ、1時間以上浸水させる。
②厚手の鍋に水気を切ったもち米と、水、塩(A)を入れて強火にかけ、沸騰したら弱火で8分火にかける(炊飯器で炊いてもOK)。
③②は皿に移し、粗熱を取る。
④広げたラップの上に豚もも肉を少しずつ重ねながら5枚並べ、全体に塩(B)をふる。
⑤並べた肉の④辺を3cmほど残すように③のもち米の半量を広げ、ロール状に巻く(残りの豚もも肉、もち米で④、⑤の行程を繰り返す)。
⑥電子レンジ(600W)で3分半ほど⑤を加熱し、肉に火を通す。
⑦あんをつくる。シイタケは石突きを取って5mm幅のスライス、キヌサヤは斜め切りにする。
⑧鍋にだし汁、濃口醤油、ミリン、シイタケを入れ、2分ほど強火にかける。
⑨火を止め、水溶き片栗粉を加えてよく混ぜる。キヌサヤを入れ、再び火をつけひと煮立ちさせる。
⑩⑥を2cm幅に切ってからラップを取り、器に盛りつけて9のあんをかけ、イクラ、ショウガを飾る。

肉はなるべく隙間ができないようにラップの上に並べ、もち米を広げたら肉同士が離れないよう注意しながら巻いてください。

タマネギを炒めず時短!シャキシャキ&ジューシーハンバーグ。野菜たっぷり特性和風ハンバーク

豚肉のハンバーグとたくさんの野菜をポン酢でいただく、さっぱりとしたヘルシーメニューです。家族みんながうれしい一品です。

材料(2人分)
生パン粉…大さじ4
牛乳…大さじ3
溶きたまご…1/2個
豚ひき肉…250g
タマネギ(ミジン切り)…1/2個
酒…大さじ1
塩(A)…小さじ1/4
コショー…適量
ナツメグ…適量
油…大さじ2
水…50cc
ニンジン(小さめの乱切り)…1/2本
エリンギ(縦4つ切り)…1本
ブロッコリー(ひと口大の子房)…1/2個
塩(B)…適量
コショー…適量
アボカド(縦1/4を7mmに薄切り)…1/2個
水菜(2cmに切る)…1/4束
ゴマ…適量
海苔…適量
作り方
①生パン粉を牛乳に浸して柔らかくしておく。
②溶きたまご、豚ひき肉、タマネギ、酒、塩(A)、コショー、ナツメグ、①をよく混ぜ合わせる。
③熱したフライパンに油をひき、4等分にして丸めたハンバーグを中火で1~2分焼く。
④焼き色がついたら裏返し、水、ニンジン、エリンギ、ブロッコリーを加えて塩(B)、コショーをふりかけ、ふたをして3~5分中弱火にかける。
⑤ふたを開け、強火で水分を飛ばしながらハンバーグにこんがりと焼き色がつくまで焼く。
⑥皿にハンバーグをのせ、一緒に炒めた野菜とアボカド、水菜、ゴマ、海苔を盛りつけ、手づくりポン酢をかける。
手づくりポン酢…濃口醤油100cc、ミリン大さじ1、酢(または柑橘類のしぼり汁)100cc、昆布3cm、かつお節1/2パックを合わせたもの。ひと晩以上おくと、昆布、かつお節のだし汁がきいて味に深みが出る。

ハンバーグに焼き色がついたら野菜と水を入れて蒸し焼きにします。そうすることで、お肉も野菜もふっくらとした食感に仕上がります。

一度に9品目!体あったか根菜あんかけ。豆腐と冬根菜のあんかけ

体を温める効果がある根菜とショウガをたっぷり使った、あったか野菜メニュー。冬の寒い日などにおすすめ!

材料(4人分)
干しシイタケ…2枚
木綿豆腐…1丁
ニンジン…1/2本
ダイコン…2cm(80g)
レンコン(小)…1節
ホウレンソウ…2束
油…大さじ1/2
豚ひき肉…120g
水…3カップ
薄口醤油…40cc
ミリン…50cc
長ネギ(小口切り)…5cm
ショウガ(千切り)…1片
水溶き片栗粉(片栗粉…大さじ1を、水…大さじ2で溶いたもの)
作り方
①干しシイタケは水で戻しておく。
②木綿豆腐、ニンジン、ダイコン、レンコンを1cm角に切り、ホウレンソウは3cmのざく切りにする。
③熱した鍋に油をひき、豚ひき肉、ニンジンダイコン、レンコン、干しシイタケの順に入れ、野菜に透明感が出るまで炒める。
④水、薄口醤油、ミリン、木綿豆腐を③に加え、中火で5分ほど煮込んで野菜に味を含ませる。
⑤長ネギ、ショウガ、ホウレンソウを加え、しんなりしたら火を止め、水溶き片栗粉を少しずつ入れ、再び火をつけてひと煮立ちさせる。

水溶き片栗粉がダマにならないよう、野菜を鍋の一方に寄せて煮汁と混ざるようにしながら少しずつ加え、とろみがついたら野菜全体に絡めていきます。

ブリの脂と、さっぱりとしたショウガのバランスが絶妙。土鍋で簡単!ブリの炊き込みご飯

米のおこげと、グリルで焼いたブリの焦げ目の香ばしさが抜群の炊き込みご飯です。ブリの身をほぐして召しあがれ!

材料(6人分)
米…2カップ
ブリの切り身…2切
塩…小さじ2/3
水…2カップ
薄口醤油…大さじ2
酒…大さじ3
ショウガ(千切り)…1片
万能ネギ(小口切り)…5本
七味唐辛子…お好みで
作り方
①米をとぎ、1時間ほど浸水させておく。
②ブリは切り身を3~4等分に切り、塩を両面にふって5分ほどおいておく。その間に魚焼きグリルを予熱する。
③ブリの表面に出てきた水分を拭き取り、表面に焼き目がつくまで強火のグリルで7~8分焼く。
④土鍋に水、薄口醤油、酒を入れ、水気を切った米、ショウガ、焼いたブリをのせ、ふたをして強火にかける。
⑤土鍋の縁からブクブクと泡がたってきたら弱火にし、さらに10分加熱してから火を消して15分蒸らす。食べる直前に万能ネギを散らし、お好みで七味唐辛子をふりかける。

塩焼きにしたブリは皮を上向きにして鍋の中に並べてください。こうすることにより、皮のパリっとした食感と香ばしい風味が引き立ちます。