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年齢・性別を問わず誰もが喜ぶお菓子って、どんなのでしょう?
甘いものが大好きで、味にはウルサイという女性にも、あまり食べないけど和菓子なら好きというおばあちゃんにも、育ちざかりの子どもたちにも「おいしい」と言われるような、それこそ誰にでも気軽に出せるお茶菓子を、探していました。
今回試したのは、西鎌倉の人気店les choux(レ・シュー)のクッキー、その名も「匠 TAKUMI」。職人のこだわりを感じさせる名前です。レ・シューといえば、あの秋元康さんも絶賛したという、こだわりの逸品「にしかまプリン」がかなり有名ですが、この匠も「かまくら推奨品」に選ばれているそうです。
素材も見た目も和風ですが、和菓子専門店ではなく、パティスリーで作られているお菓子というところが、お年寄りにも子どもにもウケる味に仕上がっていそうな予感。
3種類のセットで、8個ずつ入っているので計24個。個別包装されているので、扱いやすさも文句なしです。お味は、きなこ・和三盆・鬼くるみの3つで、いずれも産地にこだわった、最上の素材が使われています。
選りすぐりの材料を使い、最高の配合で作られているのですから、まさに匠の技ですよね。そして、もうひとつ注目した点は、材料のひとつである発酵バターです。
バターってお菓子の味を決める大きなポイントになりますから、香りやコクの強い発酵バターが使われているというのは「期待度高し」なのです。
まずは「みちのく 鬼くるみ」からいただきます。岩手の奥山に自生する、和種のくるみが使われています。食べてみると・・・。くるみの香りはもちろん、バターのほどよい香りもして、すごくいいバランス!まろやかながらもしっかりと甘みがあって、おいしいです。
つづいて「丹波大豆 きなこ」。口に含むと、焙煎コーヒーのような、独特の香ばしさを感じます。生地に練り込まれている「こがしきなこ」の香りなのでしょう。この風味は日本茶に合いますが、コーヒーとの相性も抜群!口どけが軽いので、何個でも食べられそうです。
最後は「阿波の国 和三盆」。最高級の砂糖・和三盆糖を生地に練り込んで焼き上げ、仕上げにも和三盆がまぶしてあります。和三盆特有のまろやかで優しい甘味が、とっても上品です!いやー、どれもほんとにおいしいです。
見た目からして甘さ控えめの素朴な味なのかなと思っていましたが、いい意味で裏切られましたね。3種類とも、しっかり甘いのに、決してしつこくなく、印象はあくまでも上品。和の素材を使いつつも単なる和菓子ではないな、と感じました。
それにしてもこのクッキー、とにかく口どけがいいのです。サクッ!という感じではなく、口に入れたとたんに、ホロホロッとくずれていきます。一口で食べたい感じ。この食感はスペインのお菓子・ボルボローネにも似ています。
一口サイズ&個別包装でお茶うけにぴったりの「匠」。コーヒー、紅茶、ほうじ茶、緑茶など、何でもOK!の万能選手です。
たとえば抹茶と一緒なら、きちんとしたおもてなしにも対応できそう。抹茶のほろ苦さにも、ホントにしっくり合いますよ。お客さんに出してもよし、日常のお茶菓子にしてもよしの匠の味を、どうぞお試しください。
2019.06.24 19:48 | |
2022.10.04 13:57 | |
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