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所作や礼儀作法を学び運動効果もある、日本舞踊(東路流)を見学・体験

所作や礼儀作法を学び運動効果もある、日本舞踊(東路流)を見学・体験

「日本舞踊を習ってみたいけれど、流派がたくさんあってわからないし、敷居も高そう」と思っている方は意外と多いのではないでしょうか?

今回は、基本の動作から一曲踊るまでを初めて体験。東路流(あずまじりゅう)の二代目家元、東路要さんにご指導いただき、お話を伺ってきました。

まずは浴衣の着付けから教えていただき、帯を締めると、気持ちが引き締まります。

東路流(あずまじりゅう)日本舞踊

日本舞踊は礼に始まり、礼に終わります。

「両手で三角のおにぎりをつくって、手を伸ばしたところに鼻が入るぐらいの感じで1・2・3とゆっくりお辞儀し、戻します。扇は手前の取りやすい位置に置きます」

東路流(あずまじりゅう)日本舞踊

「扇の開き方は、胸の前で持ち、左手で押さえ、右手の親指でまっすぐ前に押し出すように広げます。この扇は舞扇なので、振りで煽ぐことはありますが、暑いからと煽ぐことはやりません。日本舞踊では、扇ひとつで多くの表現をします」

東路流(あずまじりゅう)日本舞踊

「扇を収めるときは、左手で帯の間を開いて、扇を差します」

東路流(あずまじりゅう)日本舞踊

「立ち上がる時は、両手を腿の付け根あたりに置き、右足の指を立てて両足の踵をくっつけます。そして、左足を少し蹴るようにしてまっすぐ立ち上がります。両足の踵をつけるのがポイントです」

両足の踵をつけて立ち上がるのは普段やらない動きなので、最初はなかなかできず、慣れるまで何度か練習が必要でした。

東路流(あずまじりゅう)日本舞踊

続いて基本の歩き方です。これも初心者には少し難しい動作です。

「女形の場合、肩甲骨をグッと後ろに引き、肩も後ろに落として、なるべく線を細く見せます。肘は中に入れ、膝をつけます。歩くときも踊るときも、女形では膝がついています。そして腰を落とし、膝を曲げて背筋を伸ばし、体と目線をまっすぐにして歩きます。膝に扇を挟んで歩くと、いい練習になります」

東路流(あずまじりゅう)日本舞踊

ここからは、実際に曲をかけて踊ります。今回は、端唄(はうた:長唄に対して短い曲)の定番、『春雨』でお稽古しました。その中の動作をいくつかご紹介します。

「上の写真は、春の雨が降ってきたので、扇を傘にして雨を避けている動作です。左手は袖を綺麗に見せて胸に持ってきます。袖の位置は、胸のあたりであれば娘、年齢が高くなるほど手の位置が低くなります」

東路流(あずまじりゅう)日本舞踊

「これは、曲の中に出てくる『うぐいす』を表現しています。ちょっと飛んでいるような感じで、このままひとまわりします」

東路流(あずまじりゅう)日本舞踊

「これは、梅の花を見ているところ。右手は『かざし』という振りです。踊りの中では首の振りも重要で、『真横~倒して~正面』という『三つ振り』は基本動作です。子どもは大きくはっきりと、大人はゆっくり色っぽく。三つ振りもそうですが、首や肋骨のまわりを柔らかく動かせるようになると、いろいろな動作ができ、いろいろな役ができるようになってきます。体の柔軟性はとても重要です」

東路流(あずまじりゅう)日本舞踊

「最後の決めポーズがこれです。ポーズの前に『要返し』(扇を回転させる技術)の動きがありますが、これは扇の基本動作。くるりときれいに回転できるまで、何度も練習しましょう」

日本舞踊は、緩やかに見えてかなりハードです。常に腰を落としているためには腹筋が必要、くるりとまわるときには体幹が大事だと言います。

「日本舞踊は、ブレない体をつくることができ、とてもいい運動になります。最初は皆さん筋肉痛になりますが、慣れてくると体ができてきます。そういった面とともに、女性らしい所作を学ぶこともでき、普段着物を着たときのふとした仕草もきれいにできると思います。そして、お稽古に来たときは、いつもとちょっと違った気持ちになれる。それも魅力だと思います」

2019.06.05 17:49
娯楽・観光

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