老後の一人暮らしの安全チェック~団塊世代が2014年に65歳に到達

老後の一人暮らしの安全チェック~団塊世代が2014年に65歳に到達

日本は高齢社会を迎え、一人暮らしの高齢者も増えています。第二次世界大戦後、日本では爆発的に子供の誕生が増え、1947年から1949年の3年間で実に約800万人が出生し、第一次ベビーブームといわれました。この方々が2014年から65歳を迎えており、団塊の世代と呼ばれています。

国立社会保障・人口問題研究所の報告によると、団塊の世代の方々が85歳を迎える2035年には一人暮らしの高齢者は高齢者世帯の37.7%を占めると推測されています。

団塊世代の暮らしを支える

一人暮らしの高齢者を支えるには、家族のみに頼るのではなく、地域による支えや、高齢者本人の自立した暮らしに向けた工夫が必要です。日頃から「ご近所仲間のコミュニティ」を作っておき、体調の急変時には誰かが助けに来ることができるような関係性を築いておきましょう。また、救援に来た人が参考にできる「暮らしの知恵」を作っておきましょう(下記参照)。

ご近所仲間のコミュニティがあれば、例えばごみが出ていない、新聞や手紙が郵便受けに溜まっている、洗濯物が何日もとりこまれていない、大きな音がした等の「異変」に周囲の人が気づくことができます。“お互いさま”の関係を主体的に築いて、お互いの気配り、目配りを心がけましょう。

暮らしの知恵

体調急変時に駆けつけた救援隊がわかるように情報セットを準備する
  1. 緊急連絡先
  2. 公的医療保険証書・介護保険証書(コピー)
  3. かかりつけ医の連絡先
  4. 健康診査の健康診断表
  5. 薬情報
  6. 帰りのタクシー代金

これらの情報をバッグ(目立つ色)に入れて「救急情報セット」と記入し、玄関に掛けておくと有効的に使われます。

年に一回は暮らしの点検
  1. 住居の点検
    1. 転倒の危険性がある箇所をチェック
      1. 滑りやすい浴室、脱衣室
      2. 玄関の段差、玄関周りに靴や物が散乱していないか
      3. 廊下に歩行の障害となるものはないか
      4. 台所の水周り
      5. ベッドの高さ(高すぎないか、低すぎないか)
    2. その他住居の安全チェック
      1. 仏壇のろうそく・線香の使用方法
      2. エアコン、照明(電球)等の点検
      3. ガスコンロ周り等の点検
  2. 健康チェック
    1. 食事内容のチェック
      肉、魚、お野菜、穀類、果物、乳製品等バランス点検
    2. 常用している薬の一覧表
    3. 薬の備蓄の有無と内容チェック
      薬は有効期限を過ぎると効果がなくなったり、成分が変化したりする薬があります。薬剤師との相談が必要です。
    4. かかりつけ医の連絡先
    5. 健康診査、インフルエンザ予防、衛生習慣の勉強会参加
  3. 書類の整理
    1. 自宅の住所・電話番号/家族の住所・電話番号
    2. 通帳の保管場所
    3. ケアマネジャーの氏名・事業所名・電話番号(介護保険利用の場合)
    4. 公的・民間の保険証書番号・障害者手帳○級
    5. ○○町内会・避難場所
    6. 民生委員の氏名
  4. 身を守るための安全点検日をきめる
  5. 居住区の自治体が計画している高齢者福祉サービスの活用
    自治体によって違いがありますので、問い合わせましょう。
    例)バスの無料券、入浴券、布団乾燥サービス等

団塊世代の一人暮らしを快適に、生きがいを持って元気に暮らしていくためには、日頃から有事に備えて準備をしておくことが大切です。

また、元気でいるために学びの場に積極的に参加し新しい知識を身につけ、仲間を増やして楽しみの企画をどんどん立てましょう。

2019.05.28 20:51
老後・介護

Related entry

Pickup entry