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家事や仕事で忙しい毎日のなかで、お子さんの普段の生活習慣、外でのマナーなどのしつけをどうやっていくか、考えることも多いですよね。そこで今回は、親子で楽しみながら生活習慣やマナー、社会性などが身につく、幼児期におすすめのアプリをご紹介します。
最初にご紹介するのは、お子さんが言うことを聞いてくれないときに怖い鬼から仮想電話がかかってくる「鬼から電話」。イヤイヤ期のお子さんに効果絶大という声も多い人気アプリです。
言うことを聞かないとき、鬼からの『叱る』メッセージが段階別の怖さになっていることや、ご飯を食べないとき、歯みがきや片付けをしないときなど、さまざまなシチュエーションに対応しています。
鬼のほかに、妖怪やお化けなどの怖いキャラクター、妖精や動物などの優しいキャラクター、有名人とのコラボ電話もあるので、お子さんの状況と反応に合わせて選べるのもおすすめポイント。
言うことを聞かないと、つい「ダメでしょ」「~しなさい」と叱るだけになりがちですが、「鬼から電話」では、「○○しないと、こんなふうになっちゃうぞ」「どうしてかな?」「競争しよう!」などいろいろな言葉で問いかけ、行動を促してくれます。
続いても仮想電話のシリーズで、ヒーロー大好きなお子さんにおすすめの「ヒーローから電話」。保育園や幼稚園に行きたくないとき、諦めそうなときなどさまざまなシチュエーションで、「君ならできる」「えらいぞ、応援してるぞ」「失敗なんて気にしない」と勇気を与えてくれます。お子さんだけでなく大人を励ます内容もあるので、お父さんの癒しアプリにもなりそうです。
また、着信画面や通話画面には、ヒーローたちが日本のどの地域にいるのかがわかるヒントがあるので、日本の地域の勉強にもなります。
続いては「ほめおっちゃん」。上記の仮想電話シリーズと同じ会社が制作したアプリです。「鬼から電話」は叱る内容が多いのに対し、「ほめおっちゃん」はその名の通り、片付けやトイレ、手洗い・うがい、歯磨きなどができたとき、おっちゃんがほめまくります。
ほめられるごとにスタンプがもらえ、台帳にすべて貯まると毎月抽選で当たるプレゼントに応募できます。できないとスタンプが取り消しになってしまうので、「できる→ほめてもらう→スタンプをもらう→プレゼントに応募」というゴールに向かってがんばらせる効果もありそうです。
また、おっちゃんのユニークなキャラクターを見て、親御さんもクスっと笑えて心が和む、そんな効果もあるのではないでしょうか。
次にご紹介するのは「やることカード」。毎日の生活でやることを絵カードで一覧にして、習慣づけることができます。
このアプリは、幼児教育や発達障害の支援などをしているLITALICOが制作しており、ものごとの優先順位をつけるのが苦手なお子さんに向けて「やることの見える化」ができるよう開発されたそうですが、幅広くお子さんに生活習慣を身につけさせるためのアプリとして活用できます。
まず、お子さんの「やることリスト」を作成します。そして、「あさにやること」のなかに「かおをあらう」「あさごはん」などのやることと時間を設定します。絵カードをタップすると音声読み上げができ、目と耳で確認できます。
「やること」ができたら、星ボタンをタップしていきます。そして「あさにやること」の星を全部クリアすると、お魚がプレゼントされます。毎日のできたことの積み重ねでお魚が増え、魚図鑑がどんどんにぎやかになっていく楽しみがあります。星は編集ボタンから解除できるので、日々リセットして、クリアを繰り返しましょう。
やることリストの絵カードは100種類あり、日常やることのほとんどをカバーできますが、より具体的にわかるように写真を載せることもできます。たとえば、犬のえさの写真、通っている習いごとの場所の写真、片付けるものの写真など、いつも利用しているものや場所の写真を撮影して音声とともに載せることで、よりわかりやすくなります。
「やることカード」は複数の言語に対応しているもの特徴。日本語以外に英語や中国語、ポルトガル語などで表示されます。
小さなお子さんだけでなく、「忘れ物はないかな?」「今日やること」「英語の勉強もかねて」など、毎日のTo Do Listとして楽しく活用できそうです。
最後にご紹介するのは、さまざまなお店や会社の仕事を楽しく学べる、完全無料の知育アプリ「ごっこランド」。マクドナルドやJR、JALなど、50社以上の実在する企業と連携して制作されたお仕事体験コンテンツによって、仕事の内容や楽しさを画面上で体験できます。
お父さんお母さん世代は、おもちゃでお店屋さんごっごなどをしていた方も多いと思いますが、その楽しさをデジタルでといった感覚です。そしてこのアプリは、「ごっこ遊び」のなかで随所に学べる要素があるのがポイント。数字や新しい言葉、どんなものをつくっている会社か、世の中にはどんなお仕事があるのかなど、自然と知識や興味を育てることができます。
たとえば、「おうちかいてきだいさくせん!」では、家の中を快適にする窓の使い方を学ぶことができます。コロナ禍でおうち時間が増えた現在、換気の大切さを知ることや、窓や網戸、カーテン、シャッターはどういうときに使うかなど、ゲーム形式で楽しく学べます。
「おうちかいてきだいさくせん!」の中の「かぜとおしパズル」は、部屋の風通しをよくしていくゲーム。難易度別に8パターン(全24種類)のゲームがあり、どうすれば猫が暑くないように風が通るのかを考えることで、風通し・換気の大切さがわかっていきます。
こちらも「ごっこランド」の人気ゲーム「りようしさん・びようしさんごっこ」。自分の写真を撮って、お客さんとして髪を切ってもらえます。
「ごっこランド」のゲームでお仕事体験をすることで、美容師、パイロット、ケーキ屋さんなど、将来なりたい職業を見つける第一歩になるかもしれません。
親御さんのなかには、小さなお子さんにスマホやタブレットをあまり使わせたくないという方もいると思いますが、アプリに頼り過ぎず、必要なときにうまく活用してみるといいのではないかと思います。
今回ご紹介したアプリをはじめ、子育てをちょっと助けてくれる、お子さんが自分でやれることを増やす、好奇心を引き出すなど、目的に合わせて試してみてはいかがでしょうか。
2022.01.13 22:20 | |
2022.01.13 22:21 | |
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