コロナ禍。室内で楽しむインドアガーデニング(グリーン&フラワー)が注目

コロナ禍。室内で楽しむインドアガーデニング(グリーン&フラワー)が注目

緑の多い公園や街路樹を歩いていると気持ちが自然に和みます。

観葉植物にも同じような効果があり、室内に花やグリーンを置くことで、脳内に「リラックス」を示すα波が増えることがわかっています。

植物は大気中にきれいな水分を放散してくれるので、室内の湿度が快適に保たれる効果もあるそうです。インドアでの手軽なガーデニングを楽しんでみませんか?

緑いっぱい花いっぱい!室内でガーデニングを楽しもう

「植物に囲まれた暮らしには憧れるけど、世話が大変そう」「以前、もらった植物を枯らした経験があるから…」と二の足を踏んでいる方、インドア・ガーデニングは決して難しいものではありません。

世話が簡単で、今の季節に適した植物を選び、水やりなどの基本的な手入れさえしておけば、元気に育ってくれるはず。つやつやした緑の葉っぱや色鮮やかな花を見ていれば、お世話するのも楽しくなるものです。

室内に植物があると心が穏やかになるだけでなく、葉から水分を蒸発させてくれるおかげで、乾燥しがちな秋冬も、お部屋が適度に潤います。

どんな種類を選べばいい?おすすめ植物ガイド

秋から冬にかけては寒さに強い植物がおすすめですが、その中でも日照を必要とするものや乾燥に弱いものなど、性質はさまざま。日当たりの少ない部屋に置くのか、窓際なのか、ハンギングプランターで吊るすのかなど、環境に合わせて選びたいものです。

園芸店で育てやすい種類を教えてもらうのも一案。また、観葉植物以外にも、サボテンや多肉植物、エアープランツなど、一風変わった種類もあるので、あれこれ探してみてください。

手間をかけずに鮮やかな花色を長く楽しみたいという方は、生花のみずみずしさや風合いを長期間保てるように特殊加工された「プリザーブドフラワー」を飾ってみても。

多肉植物
主に乾燥地帯に自生する、葉や茎、根が肉厚になった植物。肥大化した部分に水を蓄えるので乾燥に強い。
コロンとかわいらしいものや、漆黒・純白の葉を持つもの、美しい花や可憐な山草まで、姿態や色彩は千差万別。サボテンも多肉植物の一種だが、園芸上は区別されることが多い。
エアープランツ
空気中の水分や微量要素を吸収して生育する、土いらずの不思議な植物。パイナップル科。
岩や木に付着するための「着生根」があるだけで、養分や水は葉から吸収する。乾燥に強く、空気だけで育つという意味合いで「エアープランツ」と総称される。
室内では定期的に水に浸けてやるとよい。雑貨感覚でどこにでも置けるのが人気の秘密。

手入れのポイントは水やり。あげすぎはNGです。

秋冬シーズンは根腐れが心配なので、土表面の乾き具合を見ながら、水やりの量を調整しましょう。

葉が乾きやすいようなら霧吹きで葉に水をかけます。暖房や冷房など、エアコンの風が直接当たる場所や床暖房の上などは水分が失われやすいので、避けたほうが無難。

天気のいい日にベランダや窓際に移動して日光に当てると元気を保てます。また、インドアで育てる場合、肥料は無臭で清潔な液肥がおすすめ。

液肥が濃いと根を傷めるので、説明書どおりに薄め、根元に直接かけるのではなく、まわりの土にまいて吸収させましょう。

鉢土に差し込むペンシル型なら薄める手間もなく便利です。

土を使わないハイドロカルチャー土を使わないハイドロカルチャー

観葉植物は土に植え込むのが一般的ですが「ハイドロカルチャー」という水栽培法もあります。土の代わりに粒のレンガのような「ハイドロボール」という資材を使い、鉢底に少量の水をためて育てる方法で、以下のようなメリットがあります。

  • 無菌の用土を使うため害虫の心配がない
  • 清潔で、置く場所を選ばない
  • 容器の底穴が不要なため、好きな容器が使える
  • 水やりの回数が少なめで、手入れが簡単

ハイドロカルチャーに適すのは、水を好み、直射日光をさほど必要としない植物。

ポトスやテーブルヤシ、アイビー、ゴムの木、ベンジャミン、ガジュマルなどのほか、花を咲かせるベゴニアやシクラメンなど選択肢も豊富です。

2021.06.25 23:06
2021.06.25 23:09
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