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買い物や交通など普段の生活のほとんどの支払いができ、インターネットでの情報収集やSNS・電話でのコミュニケーションもとれる。スマホひとつあれば事足りる場面がますます多くなっています。
便利な反面、スマホが使えなくなったときには困ることも多くなります。災害時、停電や通信障害が発生すると、スマホが使えなくなる場合があります。
という問題が発生するのです。
そこで今回は、スマホが使えなくなったときのために準備しておくべきことについてご紹介します。
停電や通信障害で困ることもそうですが、外出先で被災した場合、スマホのバッテリーが切れて使えないという恐れもあります。普段持ち歩くバッグの中には軽量薄型のモバイルバッテリーを、非常用持ち出し袋には大きめの充電器や乾電池式充電器を入れておくと安心です。
普段の支払いはキャッシュレス決済で行い、スマホとカードしか持ち歩かないという方もいるでしょう。しかし、大きな災害で電気や通信などのインフラが寸断された場合、キャッシュレス決済やATMが使えなくなる可能性があり、復旧するまで現金しか使えないことも考えられます。
こうした場合に備えて、普段持ち歩くバッグに多少の現金を入れておきましょう。キャッシュレスの決済手段は、少なく絞ったほうが、ポイントが貯まりやすく管理もしやすいですが、もしものときへの備えとして、スマホ(QRコード)決済、クレジットカード、電子マネーなど、複数の決済を用意しておくと、使える可能性が高まります。
非常用持ち出し袋の中にも、小銭や千円札を含めた数日分の生活費(現金)を入れておきましょう。
また、災害で避難する際、通帳や印鑑、キャッシュカードを持ってこられなかった、紛失してしまった、とうことも起こり得るでしょう。
こうした場合、災害救助法が適用されると、「金融上の特別措置」として本人確認書類などで確認がとれれば預貯金を引き出すことができます。普段のバッグには、運転免許証やマイナンバーカード、健康保険証などを入れて持ち歩き、非常用持ち出し袋にはこれらのコピーを入れておくことをおすすめします。
続いては、災害時にインターネットや電話が繋がらず、連絡が取れない場合への備えです。
大きな災害が起きたとき、発生から6~8時間は電話やインターネットに繋がりにくくなります。家族などの安否確認ができたら、それ以外の通信は控えるようにしましょう。災害時には節電モードなどにしてなるべくバッテリーを残しておくことが重要です。
6~8時間後、インターネットの混雑が収まったら情報収集をしましょう。しかし、通常の回線が被害を受けて繋がらなくなることもあります。その際に利用できるのが、災害時のみ指定エリアで無料開放される公衆無線LANサービス「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」です。スマホのWi-Fi機能をONにして「00000JAPAN」を選択するだけで使用できます。
災害時に役立つ無料Wi-Fiですが、パスワードも登録もなしで使えるので、セキュリティ面では心配があります。緊急時の連絡や情報収集のみに利用し、IDやパスワード、個人情報などの入力を避けることが大切です。
災害時の安否確認の方法としては、「災害用伝言サービス」の利用法を知っておくことも大切です。現在、
の4つがあります。
災害用伝言ダイヤル(171)と災害用伝言版(web171)で登録した伝言はどちらからでも文字や音声で確認ができ、災害用伝言版(web171)で登録した伝言は3の災害用伝言板から検索することもできます。
災害用伝言サービスは以下の日に体験利用(災害発生時は体験利用が中止される場合があります。)ができるので、ぜひ一度利用してみてください。
普段はスマホひとつで便利にできてしまうことも、災害時に使えなくなることで困った状況に陥る可能性があります。今回ご紹介したことを参考に、用意すべきもの・試しておくべきことなどを考えて、もしものときに備えましょう。
2021.02.25 22:34 | |
2021.02.25 22:35 | |
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