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コンビーフは缶入りが当たり前、スーパーで買うものだと思っていませんか? じつは、コンビーフはもともと家庭でつくる保存食。それほど難しい技も手間も必要ありません。
工程は、①肉を漬け込んで、②茹でて、③粗熱をとるだけ。手間いらずで、わが家特製コンビーフができあがるのです。
ただし肉の漬け込みや塩抜きに5日~1週間ほど時間がかかるので、まずは週末に漬け込んで平日の間は放置。次の週末に茹で上げて完成です。
まず用意するのは牛肉のブロック。部位はモモ肉でも肩肉でも、スネ肉やバラ肉でも大丈夫です。そしてタマネギやニンジン、セロリなどの香味野菜。さらにスパイス類があれば、おいしさが倍増します。
ブロック肉は水分を拭き取ってから、フォークなどを刺して穴を開けます。次に塩を擦り込みましょう。
野菜は適宜カットしておきます。
スパイスと残りの塩、スパイスを水と合わせてひと煮立ちさせ、漬けダレをつくります。わが家ではコショウやマスタード、クローブ、八角、タカノツメ、ローリエなど、手元にあるスパイスを適当に使っています。何を使うかは、好みで選べば大丈夫。
漬けダレの粗熱をとれたら密封の保存袋に入れて、肉と香味野菜を漬け込みます。このとき、なるべく空気が入らないように注意しましょう。ここまでできたら冷蔵庫で1週間。次の週末まで時々天地を返すだけ。おいしくなるのを待ちましょう。
さて待ちに待った次の週末、漬けダレを切った肉を茹で上げます。水に肉を入れて沸騰させ、沸騰したら弱火でアクを取りながら1~2時間ほど茹でます。火を消したら茹で汁ごと冷ましましょう。
モモ肉ならジューシーな仕上がりに、肩肉やスネ肉なら肉肉しい印象にできあがります。
ステーキのように一口大にカットして食べるのもオススメですが、細かくほぐせばさまざまな料理に活かせます。
例えばマスタードやレモンを混ぜて、トーストサンドの具にしたり、茹でたジャガイモと一緒にサッと炒めたり、オムレツの中に入れたり。
自宅でカンタンにつくれる自家製コンビーフは、一度味わえば缶詰には戻れないほどおいしくてヘルシー。
冷蔵庫で1週間ほど保存も可能。クリスマスに向けて、大きなブロック肉でつくっておけば、ごちそうの幅も広がります。ワークショップのような気分で、親子一緒に挑戦するのも楽しいものです。
2020.12.10 19:57 | |
2021.07.04 12:38 | |
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