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3月、4月は旅立ちのシーズン。卒業や入学、新社会人などフレッシャーの門出を祝うパーティーや、引越しのお祝いなど、人が集まる機会も多いものです。
そこで、そんな場で喜ばれるおもたせをご紹介。喜びの気持ちを形にしたもの、大人から子どもまで一緒に楽しめるものを手みやげに。集まったみんなで、おいしさと喜びを分け合いましょう。
おもたせ(お持たせ)
相手がみやげに持参した菓子などを、その場で接待に使う時に、そのみやげの食品を指す敬語。
まずは愛らしい干菓子を詰めた〈銀座 菊廼舎〉の「富貴寄」を。打ち出の小槌や宝袋、隠れ蓑などを散らした宝尽くし文様の缶も縁起がよく、ふたを開ければ小さな小さな焼き菓子や豆菓子に落雁、金平糖、砂糖菓子が缶いっぱいに詰まっています。
茶事に欠かせない吹き寄せをルーツにもつだけに品のよい味わい。意匠も凝っていて飽きがきません。さすがは明治23年創業の江戸和菓子の名店。誰にでも喜ばれるお菓子です。
おめでたい席には尾頭つきの鯛がつきものですが、手に入れるのも料理するのも少々ハードルが高いもの。そこでおすすめしたいのが「福わけ鯛」。越中富山では結婚式の引き出物に欠かせない細工かまぼこを、かわいらしいミニサイズに。
グチやハモ、エソなど淡白な中に奥深い旨味を含む魚を使い、ミネラル豊富な赤穂天塩や軟水を合わせて石臼で練り上げるから、食感はしなやかで旨味も一層豊か。愛嬌たっぷり、しかもおいしいかまぼこに子どもたちも大喜びするはずです。
お酒を持参するなら、下戸の人や子供向けにおいしい甘酒を一緒にというのはいかがでしょう。新潟・南魚沼の地酒「八海山」の作り手は、高精白の米からつくった蔵人こだわりの麹で甘酒を仕込んでいます。
「麹だけでつくったあまさけ」は砂糖を使わず、麹がつくる自然な甘みが身上。すっきりと上品な味わいです。もちろんノンアルコール。同じ蔵元の麹から生まれたお酒と甘酒で乾杯も楽しいものです。
〆には古都鎌倉で人気の〈北鎌倉 円〉の穴子蒸し寿司を。店主が吟味した上質の国産穴子をふっくらやわらかい煮穴子に。さらに香ばしく焼き上げ、錦糸玉子をあしらって押し寿司に仕上げた一品です。
冷凍便で届いたら、そのままお呼ばれの席へ持参。食べる分だけ蒸し上げて、熱々をみんなの前へ。湯気とともに有馬山椒と朴葉の香りが立ちのぼり、食欲をそそります。
どのお品もお取り寄せ可能。とっておきのおいしいおもたせで、春のひとときを一層楽しく過ごしましょう。
2020.02.27 22:04 | |
2020.02.27 22:07 | |
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