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私たちは日々、大量のゴミを出しています。
生活を営む上でゴミをゼロにするのは難しいかも知れませんが、今より減らすことは可能です。ゴミの減量は環境保全に不可欠なだけでなく、家計のためにもなるのです。
そこで、ゴミ問題を解決するキーワード、3R(リデュース・リユース・リサイクル)という視点から、家庭のゴミを減らす方法について考えてみましょう。
ゴミ対策といえば「リサイクル」と思いがちですが、ゴミの再資源化にはエネルギーが必要なため、リサイクルが最善とは限らないようです。
環境への負担を減らすために優先すべきなのは、ゴミ自体を減らすこと(=リデュース)。
そして、まだ使えるものは再使用(=リユース)し、最終的にゴミになっても分別して再資源化(=リサイクル)することが大切なのです。
最重要課題のリデュースは、たとえば「使い捨ての商品や不要なものは買わない」など、無駄遣いをせず身の丈に合った生活をすることが基本ですから、家計の面でもおすすめといえます。
家庭ゴミの6割は食品や商品の容器包装なのだとか。
買い物の際に過剰包装を断ったり「ゴミが少ないのはどの商品か」などを一考したりするだけでも、リデュースの効果はありそうです。
以下のポイントも参考にしつつ、できることから始めましょう。
リユースは、不要になったものを洗ったり直したりして再使用すること。たとえば牛乳やビールなどには、回収・洗浄して再び使えるリターナブル瓶があります。
ドイツや北欧諸国ではペットボトルもリターナブル化されており、日本でもペットボトルをはじめとする容器包装のリユースを進めるべく、環境省が研究会を設置しました。
家庭では、ベビー用品や景品など「ウチでは使えないけど別の家でなら使えるかもしれない」というものを譲るのも一案です。
リサイクルショップやフリーマーケット、オークションなども活用しましょう。
着なくなった服はリフォームやリメイクを。裁縫が苦手な方は専門ショップに依頼しても。
おなじみのリサイクルは再資源化のこと。不要になった製品を原料にまで分解し、ほかの製品の原料として再利用します。
古紙を原料にトイレットペーパーや再生紙を作ったり、ペットボトルを原料に繊維製品を作ったりするのがこれに当たります(一般にリサイクルショップと呼ばれるお店は、厳密にはリユースショップなのです)。
資源になり得るものは廃棄せず、地域の分別収集やスーパーなどの拠点回収に協力することが重要です。ただ、リサイクルには費用もかかりますので、まずはリデュースとリユースを心がけたいものですね。
リサイクルによって生まれた商品を積極的に買うことも大切です。
小さなことでも、やるとやらないとでは大きな差が生まれます。思い立ったが吉日。今日からできることを始めましょう。
2019.11.01 22:14 | |
2021.07.12 18:16 | |
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